箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
箱根駅伝で日大“まさかの12年ぶり”シード権獲得の衝撃…殊勲の選手は「日本最南端ランナー」!? 監督も「正直、取れると思っていませんでした」
posted2026/01/08 17:05
12年ぶりに箱根駅伝のシード権を獲得した日大のアンカー・大仲竜平(4年)。新監督も「シードを獲れるとは思わなかった」と本音を吐露するが…?
text by

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph by
Yuki Suenaga
「すげー気持ちよかったっす。過去イチです(笑)」
箱根駅伝、12年ぶりにシード権を獲得した日本大学。そのアンカーを務めた大仲竜平は、ゴールの瞬間を振り返って、はにかむような笑顔を浮かべた。
10区、シード権争いは混沌としていた。
ADVERTISEMENT
9区終了時点で日大は9位だったものの、10位・中央学院大学と3秒差、11位・帝京大学とは16秒差。しかも、復路一斉スタート組の帝京大はほぼ並んでスタートした日大、中央学院大学の「前」を走っており、見かけの順位と実際の順位が違うという状況だった。
「細かいタイムはわかってなかったんですけど、順位はわかっていました。めちゃくちゃ緊張したし、プレッシャーもあったけど、楽しかったです。でも19kmまではずっとソワソワしていたような気がします」
ラスト4kmまで続いたシード権争いの行方
前半から帝京大・鎗田大輝が素晴らしい走りで2校を逆転しており、中央学院・成川翔太と10位、11位の痺れる並走が続いていた。その中で、ラスト4km、19km地点で成川を振り切ったのだが、大仲はそのタイミングを「ラッキー」と表現した。
「もともとラストスパートには自信がないので、残り5kmくらいから徐々に揺さぶりをかけようと思っていたんです。そう考えていたときに学生連合の選手(佐野颯人・武蔵野学院大)が後から来て、『ここで付いて行ったらワンチャン離れるかな』って思って自分もペースを上げたら、離すことができて。一瞬の判断だったんですけど、ラッキーでした。学生連合の選手には感謝しています(笑)。監督からは、9区、10区、最後4年生で締めてくれ、と言われていたので、よかったです」

