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「ユヅの真似をしちゃいました」ミラノ五輪“金メダル最有力”マリニンが明かす羽生結弦への思い…“4回転の神”の野望「5回転ジャンプも準備中です」
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野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byYoshie Noguchi
posted2026/01/06 17:10
GPファイナルで前人未踏の7本の4回転ジャンプを成功させたイリア・マリニン(21歳)。ミラノ・コルティナ五輪金メダル最有力「4回転の神(Quad God)」のインタビューを特別公開
「ユヅは世界で独自の地位を築き、誰も彼を超えることはできないと思います。ただ自分が、ユヅが現役時代にいたレベルまで到達できたということで、大きな解放感があったんです。彼は記録に挑戦し、スコアを塗り替え続け、完璧なスケートを追求していました。僕のスケートへの思いも、まさに同じなのだと感じました」
もはやミラノ・コルティナ五輪に向けて独走態勢。金メダルに最も近い存在として、何を考えるのか。
「金メダルを取れるかどうかは、すべて自分次第。でもプレッシャーがあるからこそ、練習ですべてのことに完璧な一貫性をもたせようと取り組むんです。そうすれば結果を心配するのではなく、鍛えてきたことを信頼して、自然にその場に立つだけで良いですから」
5回転ジャンプも準備中
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GPファイナル後には、「4回転アクセル+4回転アクセル」を成功させる練習動画をSNSにアップ。『4回転の神』はどこを目指しているのか。
「5回転ジャンプは準備中です。ある程度できる状態で、惜しいところまでは来ています。オリンピック後にしっかり練習して、観客の前で決めたいです。種類ですか? サルコウ、トウループ、ルッツ、アクセルかな」
「いきなり5回転アクセル?」と驚くと「なぜダメなの?」と返す。冗談なのかと思うと、ちょっと真剣な顔に戻って、続ける。
「僕はできる限り自分を追い込みたい。本当の自分は何者なのかを知りたいんです。僕は完璧主義者だから、技術面も創造性も芸術面もすべてを向上させて改善して……。世界に限界があるのかということを知りたいのです」
彼の目に映るのは、オリンピックの金メダルだけではなく、もっと先にある未知の世界。あくなき探究心が、21歳の若者を突き動かしていく。
【完全版を読む】イリア・マリニン選手のインタビュー完全版はサブスク「NumberPREMIER」内「オリンピック後の目標は5回転を決めること」“4回転の神”イリア・マリニンが語る「4回転7本」成功の理由と羽生結弦への畏敬の念「ユヅは僕にとって、一番のアイドルですから!」《特別インタビュー》でお読みいただけます。
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