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「むしろ清々しい負けです」神野大地監督の新チーム始動、ニューイヤー駅伝出場と最下位、病との闘い…激動の1年に「今は充実している」 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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photograph byIchisei Hiramatsu

posted2026/01/02 11:09

「むしろ清々しい負けです」神野大地監督の新チーム始動、ニューイヤー駅伝出場と最下位、病との闘い…激動の1年に「今は充実している」<Number Web> photograph by Ichisei Hiramatsu

初挑戦のニューイヤー駅伝は最下位に終わったが、新チームMABPマーヴェリックの挑戦はこれからだ。左から山平怜生、神野大地監督、中川雄太

いかにして熱量を生むか

 時間を無駄にするような行動を戒めることを含め、神野が考える、指導する上で大事なこととは、どういうことだろうか。

「いかに熱量を生めるかということですね。全員が目標に対して同じ目線を持つ、そこに熱意と覚悟を持ってやっていけるか。その動機付けとして、結果が出た時に、誰と喜びたいかというのが重要だなと。

 家族、彼女、友人とか、そういう人と喜び合いたいというのももちろんあるけど、同じ目標を持って、多くの時間を一緒に費やしてきたメンバーと喜びを分かち合いたいと思えるのが大事だと思うんです。

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 僕も青学大時代、原(晋)監督が自分たちに対して、時間を作ってすごく熱量高く指導してくれた。だから、僕らも優勝したい、原さんを胴上げして一緒に喜び合いたいと思えた。そういうことが走りにも繋がっていくので、チーム全体の熱量は重要なんです」

 だが、思いだけでは、その熱量はなかなかMAXには届かない。

ご褒美イコールお金です

「MABPでは、僕らスタッフは、陸上界に新しい風を吹かせて、業界を変えていきたいという思いがモチベーションになっている。じゃあ、選手のモチベーションが上がるような空気、熱量を生むために必要なものはと言ったら、結果を出した時にご褒美があるかどうかなんですよ。

 イヤな言い方ですけど、ご褒美イコールお金です。陸上界って結果を出してもそうじゃなくても、給料一緒みたいなところがまだある。でも、僕はスポーツで頑張った人がちゃんと報われる社会を作りたいですし、経済的に報われないと頑張る理由も見つからないと思うんです」

【次ページ】 人として成長し自立できるチームに

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