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原晋監督「今の青学があるのは、彼らのおかげ」就任当初に“じつはあった”部員やOBからの反発…箱根駅伝の最強監督を支えた“仲間たちの協力”秘話 

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原晋

原晋Susumu Hara

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posted2026/01/02 06:04

原晋監督「今の青学があるのは、彼らのおかげ」就任当初に“じつはあった”部員やOBからの反発…箱根駅伝の最強監督を支えた“仲間たちの協力”秘話<Number Web> photograph by JIJI PRESS

青学大・原晋監督は「周りがみんな敵でも、味方になってくれる人がいた」と語る

妻・美穂さんの良さは「陸上界を知らない常識人」

 彼女は常に部員それぞれが成長するためにどうすべきか、青学陸上競技部というチームのあるべき姿とはどういうものか、という視点で私や部員に接してくれます。彼女の良さは「陸上界を知らない常識人」だということです。彼女は私に出会うまで陸上とは縁のない世界で生きてきたので、陸上界の常識よりも世の中の常識を持って私たちにアドバイスをくれるところに有り難さを感じます。

 また、「今のタイミングでそう言うのは、早いんじゃない?」「その言い回しよりこの言い回しのほうが届くと思う」と彼女なりの視点から私たちに意見してくれます。私にとって非常に参考になる意見を持った人の一人です。

周りがみんな敵でも、味方になってくれる人がいた

 就任当初に陸上競技部の部長を務めていただいた伊藤文雄先生と中西英一元OB会長は、私に対して反発が激しかった一部のOBの意見を遮断してくれました。おかげで、チームづくりの初期段階をそれほど混乱することなく進めることができたと思います。

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 現在の部長、内山義英先生は、私のいろいろな常識破りの提案をまずはしっかり受け止めて、週に一度、濃密な意見交換をしていただいています。

 伊藤先生、中西さん、内山先生、妻、4人に共通しているのは、私が監督としてやろうとしていることを本気で支えてくれたということです。これは、自分が言ってきたことがそれまでの陸上界の常識からははずれていたとしても、物事の本質からははずれていなかったからだと自負しています。しかし、なにより大切なのは、自分一人の力は限られています。周りがみんな敵、みたいな状況でも、味方になってくれる人がいる、ということです。

【次ページ】 原監督「今の青学があるのは、彼らのおかげです」

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