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箱根駅伝の“絶対王者”青学大に「強すぎる山」問題…「平地は全く走れなくなる」それでも選手が語った「特殊区間への覚悟」《箱根駅伝playback》

posted2026/01/02 11:02

 
箱根駅伝の“絶対王者”青学大に「強すぎる山」問題…「平地は全く走れなくなる」それでも選手が語った「特殊区間への覚悟」《箱根駅伝playback》<Number Web> photograph by JMPA

前回大会の5区で区間新記録をマークし、青学大の連覇に貢献した5区の若林宏樹。なぜ青学大は毎年、山区間を「外さない」のだろうか?

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NumberWeb編集部

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 青学大の2連覇で幕を閉じた2025年の箱根駅伝。終わってみれば盤石の強さを見せた「箱根の絶対王者」だったが、中でも驚異の走りを見せたのが「山」の5区、6区だった。なぜ、青学大の山はこれほど強いのか。前回大会後のレースレポートの短縮版をお届けします。 

 山を制する者が箱根を制する——。青山学院大学が8度目の箱根駅伝総合優勝を果たした勝因は、まさに「山」にあった。5区の若林宏樹と6区の野村昭夢、4年生のふたりが山上りと山下りで区間新記録を打ち立て、優勝の立役者となった。

「山は特殊…平地が全く走れなくなる」

 5区で区間新記録を樹立した若林は、箱根の険しい山道を「競技人生の頂点」と呼ぶ。彼の4年間は山への挑戦そのものだった。

「山はパワーとメンタルです。5区で最後の追い込みとなる、小涌園から動く選手と動かない選手の差って、体つきができているかできていないかだと思います」

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 4年目の今季は平地でもエース級ランナーの証である1万m27分台の記録を出した。それでも「大学1年の時に28分20秒を出していますし、それを考えたらかなり時間がかかったなと思っています」と語る。そして、こう言葉をつづけた。

「山に向けたトレーニングはやっぱり特殊なので、山は走れるのですが全く平地が走れなくなります。でも、そこを追求する思いがあるならできることなのかな」

 一方、6区の野村は、1年前から「56分台」という驚異的な記録を口にしていた。「すぐに出るものではない」と内心思っていた原晋監督だが、野村はレース当日、56分47秒という史上初の56分台で有言実行。箱根の山を圧倒的なスピードで滑るように駆け下りた。

 原監督は「山上り、下りの戦力を持っていれば、優勝だけではなくてシード争いも優位になります」と明言する。では、なぜ青学大の「山」はこれほど盤石の強さを持つのか。それに向けては、一体どんなトレーニングを行うのか。——その“真実”は本編で描かれている。

<つづく>

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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