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オランダ主将ファンダイク「W杯同組の日本について? もちろん話すよ」「ワタ・エンドウと…楽しみだ」リバプール“サラー騒動”の裏で記者にニコリ 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2025/12/11 11:00

オランダ主将ファンダイク「W杯同組の日本について? もちろん話すよ」「ワタ・エンドウと…楽しみだ」リバプール“サラー騒動”の裏で記者にニコリ<Number Web> photograph by NurPhoto/Getty Images

オランダ代表でもリバプールでも絶対的な存在のファンダイク。世界最強DFが日本代表と同組になったW杯組み合わせについて語ってくれた

 地元紙『リバプール・エコー』の寸評を拝借すれば「エンドウがやること」に徹していた。パスのカットやボール奪取、そしてクリアやプレッシングに忙しかったということだ。

「リーズには、ほとんどチャンスを作らせなかった」

 試合後、スロット監督は自軍の90分間を評していたが、この日も、脆さと自信のなさが垣間見られたDF陣の状態を考慮すれば、2−0とリードを広げた時点で遠藤を入れる手もあった。そう感じたのは、筆者だけではなかったはずだ。

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 遠藤は3失点目を喫する直前にも、リーズの攻撃を止めていた。後半アディショナルタイム5分、まずはスローインをヘディングで跳ね返し、攻め上ろうとしたグズムンドソンにスライディングタックル。これが右足を痛めてしまった瞬間でもあった。それでも、その後もコースがズレた味方のパスを追い、先に拾った相手選手へのプレッシングでカウンターを阻止した。

ワタ・エンドウとの対決が楽しみだ

 取材後、遠藤がスタジアムを後にする途中で、松葉杖をついてチームバスではなく用意されていた車へと向かう姿を目にした。

 リバプールでの所属年数と実績の違いを考えれば、サラーと遠藤を同じ土俵で比べられない。とはいえファンダイクと遠藤、サラーの振る舞いは対照的なものとなった。サラーの気持ちは理解できるが、苦しい状況にあるチームにとって、何一つプラスにはなり得ない、感情的で利己的なパフォーマンスだったと言わざるを得ない。好対照な30代の姿を見る思いだった。

 ベンチが増えていても、出場時間が限られていても、必要とされればチームのためにできる限りを尽くす32歳。苦しい時にこそ頼れるベテランとは、こういう選手ではないか。“ファンダイクのチーム”にとっては、代表チームが対戦する相手のボランチとして以前に、怪我から戻るチームメイトとしての遠藤登場が心待ちにされる。

 なお前述したW杯に関する質問に対して、ファンダイクはこうも語っていた。

「それに、顔馴染みと一戦を交えるのは楽しみだ。友人であり、キャプテン同士でもある、“ワタ・エンドウ”との対決がね」〈W杯特集:つづきは下の【関連記事】へ〉

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