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大谷翔平が出場を決めたWBCだが…「故障知らずのイチローが胃潰瘍」「トラウトは大谷との名勝負後不振」大会後ダメージを受けた名選手は多い 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2025/12/08 17:00

大谷翔平が出場を決めたWBCだが…「故障知らずのイチローが胃潰瘍」「トラウトは大谷との名勝負後不振」大会後ダメージを受けた名選手は多い<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

2026年WBC出場の意向を示した大谷翔平。前回2023年に続く活躍が期待される一方で、メジャー3連覇を目指すドジャースへの影響も懸念される

17年:中田翔はWBC後のシーズンで極度の不振に

【2017年 第4回:ベスト4】

 MLB選手で出場したのは青木宣親(アストロズ)だけ。上原浩治(カブス)、前田健太(ドジャース)、ダルビッシュ有(レンジャーズ)、田中将大(ヤンキース)、田澤純一(マーリンズ)は不参加を表明。当時日本ハムの大谷は、前年の日本シリーズで痛めた右足首の回復が思わしくなく大会の直前で出場辞退。楽天の嶋基宏も出場を辞退した。チームは2大会連続で準決勝敗退。

・中田翔(日本ハム)

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 WBCでは5番打者としてチーム最多タイの3本塁打8打点と活躍するが、シーズンが始まると3、4月は打率.170と極度の不振に陥り、右内転筋挫傷で二軍落ちも経験。最終的にも16本塁打、打率.216とキャリア最低の成績に終わる。この年FA年限を迎えるもFA権行使を断念した。

【2023年 第5回:優勝】

 日本が3度目の世界一に輝き、空前の盛り上がりとなったが、この大会の前後から特に投手のアクシデントが目立った。

・栗林良吏(広島)

 1次ラウンド東京プールに参加するも腰の張りを訴え、マウンドに上がることなく戦線離脱。本格的な復帰はこの年、6月までずれ込んだ。

・湯浅京己(阪神)

 WBCでは救援投手として活躍したが、シーズン開幕直後の4月に疲労を訴え登録抹消、故障続きでこの年は15試合の登板に終わり、翌年は全休。25年に復帰した。

・宇田川優希(オリックス)

 育成選手からの抜擢だったが、シーズン開幕後の4月下旬に上半身のコンディション不良で登録抹消。この年は46試合に登板するも24年は右肩不調で13試合の登板に終わり、25年3月にトミー・ジョン手術を受けて26年は育成契約を打診されたとの報道が出ている。

トラウトも“大谷との名勝負後”不振が続く

 日本代表を見るだけでも数多いが――実はWBC出場後に不振に陥った選手は、各国にもいる。

【次ページ】 心身とも負荷がかかるのは間違いない

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