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妻はポーランド代表「オラちゃんって呼んでます」フェンシング松山恭助28歳が明かす“幸せすぎる新婚生活”「餃子に似たピエロギがおいしい」
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph byKyosuke Matsuyama
posted2025/11/22 11:02
今年8月に結婚を発表したフェンシング日本代表の松山恭助(28歳)。自身がファンと公言する西武ライオンズの試合に妻を誘って観戦した
さらに、松山はアレクサンドラをバレーボールSVリーグ・東京グレートベアーズの試合会場に誘い出した。ともにバレーボール観戦は初めてだったが、ポーランドはバレーボールが盛んな国だったこともあり、アレクサンドラさんは大喜び。しかも、今季からポーランド代表で主将を務めるバルトシュ・クレクが東京でプレーしている。母国のスター選手を前に目を輝かせながら動画に収めようとする妻の姿はとてもかわいらしかった。同時に松山は、胸を打たれた。
「日本という異国の地で、同じポーランドのアスリートに出会って、言葉を交わしている。そんな彼女の姿を見ていたら……胸が熱くなりました」
バレーボールSVリーグ・東京グレートベアーズで活躍するバルトシュ・クレク(中央)と交流を深めた松山夫妻(本人Instagramより)
始まったばかりの新生活。この先、どんなことが起こるのかはわからない。家族が増えれば、また新しい生活や価値観が生まれ、違いも出てくるかもしれない。だが、その“変化”が何より楽しみだと噛みしめる。
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「時間が経てば彼女のことももっともっと理解できるようになる。僕の競技者としてのゴールは、高いレベルで長く現役生活を続けていくこと。その過程でいろいろなタイトルを獲得できれば素晴らしいことだと思いますが、結婚して、現役のうちに子どもができたらいいな、という願いもあります。家族が増えたら、またいろんなことやものの見え方、責任感も絶対に変わると思うので、それも楽しみですね」
想像もできない毎日や価値観の違いでケンカをすることもあるかもしれない。でも、間違いなく言えることがある。彼女がいてくれる限り、この先も、ずっと幸せだ。〈全3回〉
