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ワールドシリーズMVP山本由伸を大谷翔平が称えた日「由伸が世界一の投手」「ドジャースのエース」家族や引退カーショウ、裏方への感謝とともに
posted2025/11/02 17:02
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースの山本由伸、大谷翔平
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Getty Images
野球少年に戻ったような気持ちでした
ドジャースとブルージェイズのワールドシリーズ第7戦、ドジャース先発のマウンドに立ったのは大谷翔平だった。
3回に痛恨の3ランを浴びたものの、打っては2安打1四球。4打数4安打2本塁打、9打席連続出塁かつ延長18回を戦った第3戦から1日も経たず、第4戦の先発ピッチャーを務めたうえでの中3日の登板という事実は、あらためて大谷のタフさを示す。
そこからドジャースは一発攻勢で1点ずつ返して4-4の同点に、9回途中からは第6戦で勝利投手となった山本由伸が連投。11回に相棒の捕手スミスのソロ本塁打で得た1点のリードを、山本が踏ん張って今世紀初となるワールドシリーズ連覇をつかみ取った。
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「野球少年に戻ったような気持ちでした」
NHKのフラッシュインタビューに笑顔で応じた山本。今シリーズ3勝を挙げて松井秀喜以来2人目となるワールドシリーズMVPに輝いた日本のエースについて、大谷もフラッシュインタビューで「みんな由伸が世界一の投手だと思っているんじゃないかな」と、4歳年下のエースを賞賛した。
大谷が由伸を「ドジャースのエース」と称えた日
そんな大谷は今季レギュラーシーズンから、山本が「ドジャースのエース」であることを明言した日がある。
9月25日のダイヤモンドバックス戦、ナ・リーグ西地区優勝をマジック1で迎えたドジャースは、先発の山本の好投、さらには大谷の54号本塁打で勝利を手繰りよせた。試合終了後には即座にシャンパンファイトが始まり、大谷は山本にシャンパンを大いに浴びせるなど、歓喜に沸いた。
シャンパンファイトのタイミングで始まった囲み取材では「球場以外の面でもいろんな人に支えてもらっているので感謝したい。球場の中もフィールド以外のところでも、本当にいろいろなところで支えられている日々が続いている。まだもう少しだけど、そういう裏方の人たちと一緒に頑張りたい」と大谷は、家族や周囲への感謝とともに、今季限りで引退するクレイトン・カーショウらチームメートやチームスタッフに感謝を口にした。
そしてその中には、山本由伸を称える言葉もあった――。〈続きは【関連記事】の本編〉
