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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「江夏豊⇔江本孟紀の電撃トレード」「野村克也監督で明暗」“意外な因縁”タイガースvsホークスは関西発祥の老舗球団だけど…人材交流は少ない?
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byTakuya Sugiyama
posted2025/10/25 06:00
南海時代のホークスと、阪神タイガース。野村克也は両球団で指揮を執るなど、じつは関西時代から両球団の“因縁”は多い
南海(1970~77年途中)
513勝472敗55分 率.521 優勝1回
阪神(1999~2001)
169勝238敗4分 率.415
南海ではプレイングマネージャーとして優勝1回、阪神では3年連続最下位。「暗黒時代」と言われたが、野村監督時代に育った赤星憲広、今岡誠、井川慶らが次の星野仙一監督の時代に花開いて2003年に優勝している。
関西発祥ながら人的交流は少ない
同じ関西出身のチームながら、意外と人的交流は少ない。1985年の阪神優勝時には、御堂筋パレードが一度は企画されたが、御堂筋の南詰にある大阪球場を本拠とする南海に遠慮してパレードを取りやめたと言われている。しかし1988年に南海が福岡に移転して以降は、阪神は大々的に御堂筋パレードを行っている。そんな因縁浅からぬ両チームの今季の戦力も見ていこう。〈下の【関連記事】戦力比較編に続く〉

