WS戦力比較「不振でも5発」大谷翔平や「OPS1.440」ゲレーロJr.よりも気になる不安定リリーフ陣…ドジャースはタフネス左腕ベシア離脱が痛すぎ

　ALCS（アメリカンリーグ優勝決定シリーズ）はマリナーズ、ブルージェイズともに3勝3敗で迎えた最終第7戦、7回までマリナーズがカル・ローリーの本塁打などで3-1とリードしていたが7回裏、スプリンガーの逆転3ランが出てブルージェイズが勝った。

NLCSでMVPを獲得し、涙するゲレーロJr. ©Getty Images

　これでワールドシリーズは、ディフェンディングチャンピオンのナ・リーグ、ロサンゼルス・ドジャースとア・リーグ、トロント・ブルージェイズの対戦となった。

そもそもブルージェイズってどんなチーム？

　ブルージェイズはMLB30球団の中で、唯一カナダに本拠地がある球団だ。1977年のエクスパンション（球団拡張）で、新規にアメリカン・リーグに加盟した。

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　カナダに所在するメジャーリーグ球団は69年にナ・リーグに加盟したモントリオール・エクスポズに次いで2球団目。エクスポズは、2004年に経営破綻してMLB機構の管理下に入ってワシントンに移転。今はワシントン・ナショナルズになっている。カナダに本拠がある球団はブルージェイズだけになった。

　今はア・リーグ東地区に所属。ヤンキース、レッドソックスという強豪チームがいるが、今季は2015年以来10年ぶりに地区優勝した。ただポストシーズンにはこの5年で3回出場し、レッドソックスがやや振るわない中でヤンキースにとって同地区最大のライバルになっている。

　ブルージェイズは過去にワールドシリーズには2回出場している。

〈1992年〉
〇ブルージェイズ4勝2敗アトランタ・ブレーブス●
〈1993年〉
〇ブルージェイズ4勝2敗フィラデルフィア・フィリーズ●

　ともに監督はシト・ガストン。92年は東地区優勝、リーグ優勝決定戦でアスレチックスを破って初のワールドシリーズへ。ジョー・カーターの2本塁打、エースのデビッド・コーンの快投で世界一に。93年も東地区優勝を果たしてリーグ優勝決定戦でホワイトソックスを破って2年連続でワールドシリーズへ。この年もカーターが2本塁打、この年移籍の殿堂入りの大打者ポール・モリターも2本塁打、クローザーのデュエイン・ウォードの活躍で連覇した。

　それ以来、ワールドシリーズ進出はなし。実に32年ぶりの進出だ。

川崎、菊池…日本人が8人在籍した歴史

　ブルージェイズに在籍した日本人選手は8人いる。

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