バレーボールPRESSBACK NUMBER
「わずか1年で退団…」身長192cm大型セッター永露元稀“電撃移籍の真相”「成長できる場所が広島サンダーズでした」背景に“ある人物”の助言
posted2025/10/24 11:01
SVリーグ開幕会見で広島サンダーズの代表として登壇した日本代表・永露元稀(右)。開幕戦は古巣でもあるウルフドッグス名古屋と対戦する
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
NIKKAN SPORTS
緑のユニフォームも板についてきた。
「公の場で着るのは、今日が初めてですね」
10月6日、SVリーグ開幕に向けて行われた広島サンダーズの新入団記者会見。身長192センチの長身セッター、永露元稀(29歳)は真新しいユニフォームに身を包んで登壇した。
ADVERTISEMENT
「昨シーズンの結果を超えるためにも、まずはベスト4を目標に掲げて戦い抜きたいです」
永露の移籍が発表されたのは日本代表の活動中だった5月27日。SVリーグ元年となった昨季にウルフドッグス名古屋から大阪ブルテオンに移籍したばかり。わずか1シーズンで再び移籍を決断したことで世間を驚かせたが、永露には確固たる理由があった。
「一番は、試合に出られるところを選びたかった。もう一つは、どこへ行けば自分が成長できるかと考えた時、ここだと思ったのが広島サンダーズでした」
