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西田有志でも山本智大でもなく「…じつはユニフォーム売上1位は彼なんです」"世界最高のセッター"31歳ブリザールは何がスゴい? オールスターで競演・高橋藍も驚き
posted2026/02/06 11:00
今季からSVリーグの大阪ブルテオンに加入したアントワーヌ・ブリザール(31歳)。2月1日のオールスターでも存在感が際立っていた
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田中夕子Yuko Tanaka
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SV.LEAGUE
SVリーグの男子オールスターゲームが行われた2月1日。会場となった神戸のGLION ARENA KOBEでは、昨年を上回る「9347名」のファンが最上段の5階席までびっしりと埋め尽くしている。赤、青、黄、緑、ピンク、黒とそれぞれの推しチームや選手のグッズを身につけたファンの彩りは、平時のリーグ戦とは異なる特別な雰囲気を作り出していた。
大阪ブルテオンの背番号6
会場で見かけるグッズやユニフォームTシャツの数は人気のバロメーターでもある。今年はどの選手が多いのかと見渡すと、ファン投票1位でオールスターに選出された水町泰杜と同2位の宮浦健人(ともにウルフドッグス名古屋)の2人がやはり目立つ。だが、意外にも多く目に留まった大阪ブルテオンの「背番号6」のユニフォームだった。
「今年、うちのチームでレプリカユニフォームの売上1位は彼なんです」
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ブルテオンの広報が“彼”と呼ぶのは、今季から加入した196センチの大型セッター、アントワーヌ・ブリザールのことだ。現役フランス代表で東京、パリと2度の五輪で金メダルを獲得したいわば世界最高峰のセッター。自国フランスやイタリア、ポーランドなどのトップクラブを経て、昨秋からSVリーグにやってきた。
競技を問わず、ユニフォームの売り上げで外国籍の選手が“チーム1位”を記録することは珍しいケースと言える。西田有志ら日本代表選手が所属するブルテオンなら尚更のこと。これまでも日本では世界トッププレーヤーが多くプレーしたが、ユニフォーム売上1位はおそらく初めてだ。
開幕当初は、アタッカー陣との密なコミュニケーションが不可欠なセッターというポジションゆえに、いくらスター選手とはいえ外国籍選手の加入に懐疑的な声が少なくなかったが、蓋を開けると不安を一掃する見事な活躍ぶり。“ユニフォーム売上1位”は、多くの人たちが魅了されたことの何よりの証だ。


