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「えっ、スカウト30人!?」じつは12球団が熱心だった投手とは?「鷺宮製作所・竹丸和幸はドラ1濃厚だが」運命のドラフト会議“情報戦”最終段階
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西尾典文Norifumi Nishio
photograph bySankei Shimbun
posted2025/10/17 17:01
都市対抗のマウンドで力投する鷺宮製作所・竹丸和幸。来年2月で24歳、ドラフト上位指名が確実視されている
今年の候補選手の中でそれを最も強く感じたのが鷺宮製作所の左腕・竹丸和幸(23歳)だ。崇徳高時代はまったくの無名の存在で、城西大でも首都大学2部でプレーしていた時期が長かったこともあり、本格的にドラフト候補として注目を集めだしたのは社会人に進んでからである。
入社2年目の今年が指名解禁ということもあって、シーズン最初の公式戦となった3月9日のJABA東京スポニチ大会には約20人のスカウトが集結していた。その前で竹丸は社会人屈指の強豪であるENEOSを相手に5回を投げて被安打2、無失点と好投。この投球で評価を上げたことは間違いないだろう。
スカウト陣の熱が最高潮に達していたのが6月17日に行われた都市対抗野球東京都二次予選の対Honda戦である。この日、会場となった大田スタジアムのスタンドで確認できたスカウトは合計42人を数えた。NPB全12球団が複数人体制で視察していたのだ。1年を通してもこれだけ多くのスカウトが一堂に会するケースはそうそうあるものではない。
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この日も竹丸は5回2/3を投げて1失点としっかり試合を作り、アピールに成功している。最終的にどの球団が最優先で獲得に動くかは分からないが、その後の試合でも結果を残し続けていることを考えると、「ドラフト1位」に名を連ねる可能性は極めて高そうだ。

