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「ササキだけが “答え”に見えた」クローザー・佐々木朗希はドジャースの救世主か? 米メディアは絶賛…悩めるスコットも脱帽「とんでもないやつだ…」 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2025/10/04 06:00

「ササキだけが “答え”に見えた」クローザー・佐々木朗希はドジャースの救世主か? 米メディアは絶賛…悩めるスコットも脱帽「とんでもないやつだ…」<Number Web> photograph by Getty Images

シーズン終盤からポストシーズンにかけて見事な救援を披露している佐々木朗希。今後はどのような起用が想定されるのだろうか

 この日の佐々木は、姿も表情もシーズン序盤とはまるで別人だった。

 3月の本拠地初登板では1回2/3で降板し、ベンチでは涙をこらえるような姿を見せた。その苦悩の時を知るファンにとって、10月のマウンドで笑みを浮かべる姿は鮮烈だったに違いない。

 その変化を、チームメイトも感じ取っていた。ミゲル・ロハスはこう語った。

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「彼は先発としてシーズンを始めた。誰もがそのポテンシャルを知っている。でもブルペンでは本当に素晴らしい姿を見せている。そして彼は“ボールをよこせ”と欲しがっているんだ。俺が欲しいのはそういう選手。毎日でも投げたいという気持ちを持っているリリーフ投手なんだ」

ドジャース救援陣は…不安定な現状

 一方で、他のブルペン陣は深刻な状況を抱えている。

 ワイルドカード2試合の「8回」1イニングだけで救援陣が投じたのは実に計100球。そのうちストライクは55球にとどまり、四球7、被安打4、失点5。いずれの試合でも8回の継投が崩壊しかけ、スタジアムには重苦しい不安が広がった。

 タナー・スコット、ブレイク・トライネン、カービー・イェーツらベテラン陣はシーズンを通じても安定感を欠き、現地メディアからは「不安定で信用できない」と酷評された。その不安定なリリーフ陣が、ワイルドカードの初戦と第2戦で同じように継投が崩れかけていた。

【次ページ】 米メディアは絶賛「ササキだけが“答え”に見えた」

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