メジャーリーグPRESSBACK NUMBER

「まるで別人」佐々木朗希に現地メディアの評価も急変!? 「ドジャースはとんでもない武器を…」同僚左腕も思わず「えげつないスプリット…OKだ、ロウキ」 

text by

一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2025/09/30 06:00

「まるで別人」佐々木朗希に現地メディアの評価も急変!? 「ドジャースはとんでもない武器を…」同僚左腕も思わず「えげつないスプリット…OKだ、ロウキ」<Number Web> photograph by Getty Images

中継ぎとして登板した2試合でほぼ完ぺきなピッチングを披露した佐々木朗希。ポストシーズンでドジャースの「救世主」となれるか

 12球で2奪三振、空振り4つ。最速は100.1マイルを計測した。とりわけ印象的だったのは、シアトル・マリナーズの強打者で今季のアメリカン・リーグ本塁打王カル・ローリーを完全に翻弄した投球だ。

「リリーフでまたもシャットダウン。12球で2奪三振、空振り4つを奪った。カル・ラリーを見事に空振りさせ、最速100.1マイルを計測。ドジャースのブルペンは10月に向けてとんでもない武器を手にした」──米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者はXでそう投稿した。

 この一文こそ、現地の評価がいかに劇的に変わったかを端的に物語っている。

ADVERTISEMENT

 では、佐々木はポストシーズンでどのように起用されるのだろうか?

勝ち進めば「ロングリリーフ」の選択肢も?

 まず考えられるのは、ワイルドカード・シリーズでリードを奪った場面だ。これまで不安定だった7回や8回のマウンドに、電光石火の1イニング限定リリーフとして送り込まれる。100マイルの速球で相手の中軸をねじ伏せることができれば、それだけでシリーズの行方を左右する可能性がある。

 さらにディビジョン・シリーズでは役割が広がるだろう。先発が序盤で崩れた試合において、2イニング程度を任されるロングリリーフ。かつて先発投手として準備を積んできた佐々木だからこそ、複数回を安定して投げ切る力を発揮できる。短期決戦で流れを止める存在は、それだけで戦い方を大きく変える。

 そして7番勝負となるリーグ優勝決定戦やワールドシリーズ。クレイトン・カーショーやスネルの調子次第では、佐々木が第6戦や第7戦の“切り札”として投入される可能性もある。

【次ページ】 ブルペン転向による成功例は少なくない

BACK 1 2 3 4 NEXT
#佐々木朗希
#ロサンゼルス・ドジャース
#大谷翔平
#ブレイク・スネル
#クレイトン・カーショウ
#ブレイク・トライネン
#カル・ローリー

MLBの前後の記事

ページトップ