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ドジャース佐々木朗希の激変…なぜ?「低下していた球速…161キロに急上昇」佐々木を支えた“アメリカ人指導者”の存在…ロバーツ監督も衝撃
posted2025/09/28 17:02
ドジャースのリリーフ陣で救世主になっている佐々木朗希
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Getty Images
ロッテ時代からのトレードマークだった100マイル超え(約161キロ)の剛速球を取り戻した佐々木朗希。9月25日の対ダイヤモンドバックス戦にリリーフとして登板して三者凡退に抑えれば、メジャー2度目のリリーフ登板となった9月27日のマリナーズ戦も1回を無失点、2奪三振。打ち込まれるドジャースの救援陣にあって、救世主になりつつある。
なぜ低下していた球速が急激に上がったのか――。
「コーチに感謝」の意味…なぜ激変?
佐々木の球速低下は、ロッテ時代から長く引きずってきた難題だった。メジャー1年目の今季も球速が出ない登板が続き、右肘インピンジメント症候群のため5月10日から負傷者リスト入り。復帰を目指す佐々木に、デーブ・ロバーツ監督は「ロウキがメジャーに戻るには、球速を上げる必要がある」と注文をつけていた。
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突然、佐々木の球速が甦ったのは9月9日のマイナーでのリハビリ登板。初回から100マイル超えの球を連発したのだ。なぜ球速が復活したのか報道陣から問われた際、ロバーツ監督はこう答えている。
「ロウキは、言ってみれば自力で感覚をつかんだような形だよ。ただ、彼はアリゾナでロブ・ヒルと一緒に非常にいいセッションができて、それが球速を上げることにつながった」
このロブ・ヒル氏こそ、球団のピッチング・ディレクターという肩書を持つドジャースのスタッフである。24歳という若さでコーチとなった異色の経歴の持ち主だが、そのコミュニケーション力にも定評がある。
「私が指導をするとき、相手の選手には前もって必ず、私にどんな風に話をしてほしいか、どんな風に指導してほしいかを聞いている」と語るヒル氏。コミュニケーションを専攻した大学時代の学びを活かし、選手との関係構築に成功しているのだ。
"我が道を行くタイプ"とされる佐々木がなぜ球速を取り戻せたのか。そのカギを握る若き天才コーチとの出会いの詳細は、本編でさらに深く語られている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
