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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「オオヤマサンの応援歌が好き」阪神・デュプランティエが「すごくクールだ!」と驚いたプロ野球の伝統「日本では当たり前なのかもしれませんが…」
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byJIJI PRESS
posted2025/09/24 11:07
「タイガース愛」を語ったデュプランティエ
――ハント=獲物を狩るという意識?
デュープ そうです。一般的に僕がマウンドにいて相手の打者がバッターボックスに入っている状況は、相手の「攻撃」であり、自分たちの「守備」ですよね。でも僕は常に自分たちが「攻撃」側であると思ってマウンドに立っています。だから相手バッターには常に「狩られる側」だという意識を植え付けたい。
――それくらい打者に対して攻めていきたいということですね?
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デュープ 積極的に攻めていくことが哲学。そのためにはまず、カウントを有利に進めていくことが大事です。ツーボール、スリーボールと進んでいけば選択肢が少なくなり、消極的になってしまいますからね。ハンター側であり続けることは、僕のピッチングにおいてとても重要なことです。
6月19日のロッテ戦から7月12日のヤクルト戦までは2完封を含む無傷の4連勝を飾ったデュプランティエ。プロ野球や日本の生活にもすぐに馴染んだ適応力の原点には、アジアで過ごした幼少期の貴重な経験がある。後編ではその色彩豊かな人生観と“日本愛”について聞いた。助っ人右腕が「すごく感動した」という日本の習慣、「あれだけはどうしても無理だった」という食べ物とは? 〈つづく〉

