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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「オオヤマサンの応援歌が好き」阪神・デュプランティエが「すごくクールだ!」と驚いたプロ野球の伝統「日本では当たり前なのかもしれませんが…」
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byJIJI PRESS
posted2025/09/24 11:07
「タイガース愛」を語ったデュプランティエ
――登板した試合の攻撃の時に、ベンチで一緒に応援している姿がテレビに映っていましたよ。ペットボトルでリズムを叩きながら……。
デュープ ハハハ(笑)。リズムやメロディーが簡単でノリやすい歌もあるので、一緒に楽しんでいます。選手ごとに応援歌があるなんて本当に面白いですよね。オオヤマサンの曲の歌詞は知っているのだけれど、他の選手たちの応援歌の歌詞も理解できたら良いなと思います。
――大山(悠輔)選手の曲はお気に入り?
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デュープ 戦っているぞ、という感じの曲調が好きです。歌詞は何と言っているんだろうと気になって通訳の方に聞いたら、歌詞もやっぱり勇ましくて面白いなと思いましたね。
――シーズンが終わる頃には色々な応援歌を歌えるようになっているでしょうね。
デュープ もしかしたらね(笑)。ちょっと頑張ってみます。
ターニングポイントは坂本との話し合い
デュプランティエは、最速157kmの直球にチェンジアップやスライダーなどをまじえて打者を斬る本格派右腕として、期待を背負ってタテジマのユニフォームに袖を通した。来日前には、日本のプロ野球の映像をしっかりとチェックし、プレー経験のあるアンドレ・ジャクソン(DeNA)やアダム・ジョーンズ(元オリックス)らにアドバイスも聞いていたという。
シーズン当初は、日本の打者の打ち取り方に苦戦していたが、5月3日のヤクルト戦(甲子園)に6回4安打無失点で初勝利を挙げると、少しずつ手応えを掴んでいった。実はこの初勝利の試合後、捕手の坂本誠志郎とじっくり話し合ったことが大きなターニングポイントになったのだという。

