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日本代表になった末吉良丞と対戦「沖縄尚学メンバーの本音」…比嘉公也監督「厄介だな」宜野座恵夢「捕手目線と全然違う」現地沖縄で見た“お祭り”ウラ側 

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松永多佳倫

松永多佳倫Takarin Matsunaga

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posted2025/09/04 11:15

日本代表になった末吉良丞と対戦「沖縄尚学メンバーの本音」…比嘉公也監督「厄介だな」宜野座恵夢「捕手目線と全然違う」現地沖縄で見た“お祭り”ウラ側<Number Web> photograph by Takarin Matsunaga

U-18日本代表の一員として沖縄に「凱旋」した末吉良丞。壮行試合では沖縄尚学メンバーとの対戦が実現した

「自分はずっとボールを受けてきたんですけど、受ける目線とバッターで立ったときの目線っていうのが全然違いました。練習時と相手になったときのギャップが想像以上に大きく、やっぱり末吉は凄いなって思いました」

 2回は先頭打者をサードゴロに打ち取り、6番の先輩・安谷屋春空に三遊間の深いところに飛ぶ内野安打を許した。次打者からは三振を奪うも、8番に入った新垣兄弟の兄・新垣瑞稀が一、二塁間を破るライト前ヒット。2死一、三塁のピンチを招くも、ここで末吉はギアを上げ、フルカウントから143kmの真っ直ぐで空振り三振。打順がひとまわりしたところでお役御免となった。

 2回を投げて被安打3、4奪三振、無失点。塁が空いているときにランナーを埋めてしまう傾向は相変わらずだが、威力のある直球と切れ味鋭いスライダーで三振を奪い、要所を締めるピッチングは圧巻だった。

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 初回に送りバントを決めた眞喜志は、高校3年間で最後の試合を最高の舞台で戦えたことへの感謝を述べるとともに、末吉についても言及した。

「わりとピンチを作るんですけど、そこからのギアの上げ方が凄いし、しっかり抑え切れるのが沖縄尚学のエースだなと思います。2年生ながらに侍ジャパンで堂々とプレーしている姿を見ると、本当に頼もしいなと感じます」

比嘉公也が語ったvs末吉「厄介だな」

 沖縄選抜監督の比嘉公也は末吉について尋ねられても、いつものように無表情で答える。ちなみに沖縄県内では「比嘉監督」とは言わず、「比嘉公也監督」とフルネームで呼ぶ。比嘉という名字が多いがゆえの“あるある”だ。

「対戦してみて、やっぱり真っ直ぐとスライダー、落ちる系のボールのどちらでもストライクに入ると、まあ厄介だなって正直感じました。ちょっと抑えて投げてたのかなという感じがしたんですけど、実戦復帰のわりには、まとまったピッチングだった印象は受けました」

 このところ一切表情を変えずに淡々と話すのがお馴染みになりつつある比嘉公也だが、あえて無表情を取り繕っているようにも見えた。甲子園優勝監督となったことで、メディアに対する警戒心が高まっているのかもしれない。

【次ページ】 「投げたい投げたいって言ってたんで」登板のウラ側

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