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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「ユーキと“パリ五輪”の話はしない」男子バレー“悲劇の逆転負け”から1年、イタリア主将が“再戦”に本音激白「また日本とやるのか…勘弁してほしいな」
text by

弓削高志Takashi Yuge
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2025/09/05 11:01
パリ五輪から1年、日本との激闘を振り勝ったシモーネ・ジャンネッリ(6番)は石川祐希への特別な想いも口にした
この秋、ジャンネッリには来日が続く。9月上旬にイタリア代表として日本と世界選手権前の壮行試合を行い、大会終了後の10月にはペルージャの日本ツアーが控えている。
「こんなに日本と行き来するなら、どこかに家を借りた方がいいね(笑)。日本で試合をするのは久しぶりだから楽しみだよ。大会開幕の前に日本みたいなチームとお手合わせできるんだから、本番に向けたゲーム感覚が鍛えられるにちがいない。楽しみで仕方ないよ。世界選手権の決勝トーナメントで五輪のリベンジ? また日本とやるのか……いや、やっぱりそれは勘弁してほしいな(苦笑)」
“3強”の後ろに並ぶイタリアと日本
世界選手権の前回大会優勝国イタリアの主将、そして大会MVPに大会の順位予想を問う。立場を遠慮して言葉を濁す選手も多いが、姿勢を正したジャンネッリはあっけらかんと率直な言葉を並べた。
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「優勝候補はまずポーランド。たぶん現時点で世界最強だ。次がフランス。(アンドレア・ジャーニ監督率いる)現在の代表チームの世代サイクルが臨む最後の大きな大会だ。五輪を2連覇した彼らにも世界バレーのタイトルは欠けている。だから彼らは是が非でも優勝を狙ってくるだろう。それからアメリカはもう長いこと経験豊富な試合巧者のチームを作っている。このトップ3が現時点の優勝候補だと思う」
「3強の後ろの2列目に並ぶのがイタリアと日本、ブラジル、アルゼンチンだ。我々イタリアと日本は現時点で上位3カ国よりやや劣ると見ている。だが、世界大会では何が起こるかわからないよ」

