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「完璧すぎる」藤井将棋だけでなく「か、カッコイイ」1000勝名棋士の若手時代や“サッカー好き女流”の赤黒ユニ風和服にマンガ家夫婦ビックリ
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千田純生JUNSEI CHIDA
photograph byJunsei Chida/日本将棋連盟
posted2025/08/02 06:00
7月の将棋ハイライト。イラストは関連記事などからご覧になれます!
11日には、日本将棋連盟を通じて、増田康宏八段(27歳)が一般女性と結婚したことが発表されました。増田八段は昨年度の棋王戦で藤井棋王への挑戦を果たし、棋士として大きな節目を迎えました。さらに私生活でも人生の新たな一歩を踏み出しました。本人はSNSで「これからは夫婦二人三脚で頑張ります!」とコメントし、お相手については「クリスマスデートの方です!」とユーモアを交えた言及もありました。この発信を見て、妻氏が再び興奮していたのは言うまでもないでしょうか(笑)。
13年ぶりNHK杯本戦に登場した佐藤七段の奮闘
人気者と言えば――佐藤紳哉七段が久々にお茶の間を沸かせました。20日放送のNHK杯テレビ将棋トーナメント本戦1回戦では、佐藤七段が実に13年ぶりに本戦出場を果たしました(対局相手は木村一基九段)。結果は102手で敗れましたが――試合前のインタビューでは、13年前の伝説的なセリフ「豊島? 強いよね。でも俺は負けないよ」「駒たちが躍動する俺の将棋を見せたいね」を再構築し、カツラ・黒い衣装・ヒゲ姿で“進化したキャラ設定”で登場しました。
その一方で対局後はYouTubeやSNSで「一歩及ばなかった」「応援ありがとうございました」としつつ、「本戦初勝利も目標だった」と振り返っていました。
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佐藤七段については、編集担当さんからこんな話も。
「以前、インタビュー取材の場にいたのですが、将棋の話については人一倍の真剣さを感じました。そこから盤外に移るギャップは確かにすさまじいのですが……(笑)、そのギャップこそが佐藤七段の魅力ともいえるのだと思います」
棋士それぞれが自分らしさを発揮する――そんな姿を盤上盤外で見られる幸せ。盛夏の8月にも熱くなるニュースに期待したいと思います!
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

