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「グシャッ」破裂音が…高校野球で話題“189cm・105kg”幸福の科学学園・エミールは本物か?「プロ志望を明言」「じつは足も速かった…」現地記者が目撃

posted2025/07/24 17:00

 
「グシャッ」破裂音が…高校野球で話題“189cm・105kg”幸福の科学学園・エミールは本物か?「プロ志望を明言」「じつは足も速かった…」現地記者が目撃<Number Web> photograph by Yuji Yanagawa

話題のドミニカ人留学生、幸福の科学学園のエミールは本物か?

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柳川悠二

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現地記者が聞いた“破裂音”

 栃木大会の準々決勝が行われていたエイジェックスタジアム(宇都宮市)に、「ガシャン」とも「グシャッ」とも聞こえる破裂音が響き渡った。私立・幸福の科学学園のドミニカ人中堅手、エミール セラーノ・プレンサが2回表の第1打席で右方向に流し打った打球は、二塁手の横を抜けて右中間へ。右翼手がフェンス際でようやく追いついたものの、エミールは悠々とスタンディングで二塁に到達する。さらに4回の第2打席は高めの変化球をレフトに引っ張ってシングルヒット。白球をパワーで押しつぶしたような当たりだった。そして後続の打者にタイムリーが飛び出ると、エミールは日本の高校野球らしくヘッドスライディングでホームに生還し、ユニホームを黒土で染めた。

 2打数2安打1得点。チームが5回コールドでシードの作新学院に敗れたため、これが高校野球最後の試合で残したエミールの成績だ。しかし、サヨナラ満塁本塁打を含む2本塁打を放って幸福の科学学園を史上初めてベスト8に導いた前戦(7月19日、小山西戦)を含めれば、この夏、栃木の高校野球の話題を独占したのは、中日や横浜で活躍したドミンゴ・グスマン氏を父に持つこのエミールだった。

「負けてしまったけど、ピッチャーは頑張った。バッターもみんな、頑張った。今日はホームランを打てなかったけど、2本のヒットはチームのために頑張って打った。仲間に伝えたいこと? 大好き!」

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 来日2年足らず(ビザ取得の関係で日本には高校1年生の12月に正式にやってきた)のエミールにとって、「頑張る」は最初に覚えた日本語だ。

「みんな最初から優しかった。野球をやるにしても『頑張れ』、苦手だった日本の食事を食べる時も『頑張れ』と言ってくれた。何もできなかったオレにみんな『頑張れ』って励ましてくれた。日本人はみんな良い人」

日本文化に戸惑いも…「納豆は無理」

 いまだに戸惑いを覚える日本の文化もある。陽気な国からやってきた彼からしたら、“ここがヘンだよ日本の高校野球”だ。

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