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「体にメリ込み内出血」160キロ報復死球翌日、大谷翔平は笑顔だった「“投げ心地”という言葉を…」テレビに映らない二刀流復活を番記者は見た 

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photograph byLuke Johnson/Getty Images

posted2025/07/04 06:00

「体にメリ込み内出血」160キロ報復死球翌日、大谷翔平は笑顔だった「“投げ心地”という言葉を…」テレビに映らない二刀流復活を番記者は見た<Number Web> photograph by Luke Johnson/Getty Images

報復死球禍があったが、大谷翔平は朗らかに二刀流復活のルートを歩んでいる

 22日ナショナルズ戦、今季2度目の登板20分前のこと。スタジアム7階から頭上でブルペンを観察した記者の目に映ったのは、ノーワインドアップ時は投手板の真ん中を踏み、セットポジション時には一塁側を踏む大谷の姿。これはエンゼルス時代から変化した投球フォームだった。

「投手板の真ん中を踏んで投げると体重移動がスムーズになり球の勢いが増す。一塁側を踏んで投げると、右打者への内角球、左打者への外角球の角度をつけやすくなる効果がある」と同記者は分析する。また、自然と一塁側に開きやすくなり、腰の負担軽減効果も期待できるという。ブルペンで見せた新たな工夫は、実戦でも活かされている。大谷は投げては2三振を奪って1回無安打無失点、打ってはその時点でナ・リーグ単独トップに返り咲く8試合ぶりの26号2ランを放つなど2安打5打点で勝利に貢献した。

投手コーチ補佐に取材して思い出す「投げ心地」とは

 大谷の引き出しの多さや、変化を恐れない向上心が進化を支えているのでは――。

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 ロッキーズ戦で日米通算300号本塁打を達成するなど打撃でも好調な大谷を同記者は追いつつ、コナー・マクギネス投手コーチ補佐にも直撃して取材を進めるうちに、大谷が日本ハム時代から口にしていた表現をふと思い出したという。

 それは「投げ心地」である。つづきは本編

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