「長嶋さんは守り神」巨人の歴史が動いた“長嶋茂雄→原辰徳への監督継承…“屈辱の代打宣告”でも揺るがない師弟関係「じつは長嶋と原には共通点が」 

　批判を恐れずに前に向かって強く足を踏み出せる。それは原だけではなく、長嶋も同じだった。こうして二人とも1度目の苦い経験を乗り越えて、2度目の監督業では結果を残し、名監督への道を歩みだしたわけだ。

「僕は長嶋さんとは選手と評論家、選手と監督、さらに自分が評論家として監督・長嶋茂雄も見ているし、コーチという立場からも監督を見ている。そして今は自分が監督になってそれをサポートしていただく立場に長嶋さんがいる」

　その結果、原はこんな思いを抱く。

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「やっぱり選手と監督では見えない部分があった。それはコーチと監督でも見えなかった。自分が監督になって、初めて見えた部分もあった。でも、色んな立場で接してきて、ある意味、僕は長嶋さんの色んな顔を一番、よく知っている人間の一人だと思う。同時に長嶋さんも僕の一番の理解者の一人なんです。僕にとって長嶋さんというのは守り神、お守りさまなんですよ。色んな局面で交わした言葉がすごく自信になったり、その言葉によって安心したりする。そういう存在なんです。それは色んな局面で、色んな長嶋さんを見て培ってきた信頼感があるからなんだと思う」

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#2

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