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「代打・一茂!」長嶋茂雄が原辰徳に“屈辱の代打宣告”…打率1割の一茂に代えた非情な采配「監督は僕のことが嫌いだったのかもしれないね」

posted2025/06/28 11:01

 
「代打・一茂!」長嶋茂雄が原辰徳に“屈辱の代打宣告”…打率1割の一茂に代えた非情な采配「監督は僕のことが嫌いだったのかもしれないね」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

全盛期の輝きを取り戻せない原辰徳に、長嶋茂雄監督が下した決断とは?

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph by

Keiji Ishikawa

誰もが驚いた「代打・長嶋!」

 この年(1994年)の原は、ケガから復帰してもスタメンを外されることが多くなった。代打はおろか、時には落合の守備固めや代走での出場と、通算1000試合以上「巨人の4番」を務めた選手とは思えない扱いが続いた。

 そして誰もが驚いた采配があった。

 94年9月7日の横浜戦。

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 0対0で迎えた7回1死。6番に入っていた原がバッターボックスに向かおうとしたとき、ベンチを飛び出した長嶋監督が審判にこう告げた。

「代打・長嶋!」

 原に代わって、同じ右打者の長嶋一茂を指名したのだった。

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