マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
「“打倒ソフトバンク”日ハムは3位で『公立の星』」「DeNAは“松坂大輔以来”地元の逸材離脱にガッカリ?」ドラフト全指名予想《日ハム・DeNA・西武編》
posted2026/10/20 11:02
ドラフト前にNPBではなくMLBへの直行を公表していた織田翔希投手(横浜高・186cm81kg)
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
Hideki Sugiyama
日ハムのテーマは一貫「その年のいちばんいい選手」
【北海道日本ハムファイターズ 2026年ひとりドラフト指名選手】
1位 星野世那 22歳 投手 大阪商業大 179cm78kg 左投左打・近江高
2位 猪俣駿太 22歳 投手 東北福祉大 185cm92kg 右投左打・明秀日立高
3位 岡本翔斗 18歳 投手 香里丘高 180cm75kg 右投左打
4位 今津慶介 21歳 内野手 慶應義塾大 180cm80kg 右投両打・旭川東高
5位 岡田光平 21歳 外野手 大阪工業大 184cm91kg 右投左打・報徳学園高
6位 松平快聖 21歳 投手 神奈川大 192cm87kg 右投右打・市原中央高
【日ハム 総評】
ADVERTISEMENT
もちろん織田(翔希)君という大きな存在がいましたんで、悩んだことは悩みました。でもウチとしてのテーマは「その年のいちばんいい選手」という一貫したものがありますし、同時に今年もソフトバンクにやられましたんで(5勝18敗)「ここ一番で頑張れるやつ、へこたれないやつ」という切り口で選手を選んだつもりです。ソフトバンクに勝つことこそ、悲願への突破口だと考えておりますので。
今年の学生球界は、特に投手陣に絢爛豪華な逸材たちが居並んだ年でした。へこたれない、頑張れる投手という角度で見たとき、星野(世那)君で目移りはしませんでした。
彼は“キツい”ですよ。いや、強いという意味です。いったんマウンドに上がったら、勝つまで降りない。負けじ魂と気迫が充満しています。今のウチでいえば、伊藤大海に近いメンタリティかな。
もちろん「サウスポー」というアドバンテージに加えて、打者目線からすると「消える」というチェンジアップに鋭いスライダーもありますし、持ち球も一級品です。
OBも活躍する「大商大クオリティ」
骨折して約2週間で復活してきた渡部聖弥(西武・外野手)君や、ウチもずいぶんやられましたけど、1年目から中継ぎで活躍した鈴木(豪太・ソフトバンク)君とか、とにかく大商大の選手たちは強いです。へこたれないですよ。
2位の猪俣(駿太)君だって、例年なら1位で消えてもぜんぜんおかしくない大きなポテンシャルの持ち主ですね。長身から投げ下ろして低めにゾーンを作れる。馬力と器用さ兼備の先発タイプとして期待大です。
猪俣君が2位の真ん中ぐらいまで残っていたということは、今年は野手にも優秀な人材がいたわけでね。ウチが指名した今津(慶介・4位)君や岡田(光平・5位)君にしても、いつもの年なら、もう1つ順位を上げないと獲れない選手たちですよ。
