高校野球女子マネの“雑用係だけじゃない”改革…「悩みを抱える学校はあるんじゃ」「私達もレベルアップを」情報共有サイトがスゴい 

「私は、大学でマネージャーはやりません。でも高校でのマネージャーで培った経験や知識は、自分の中で大切な財産になっています。それを違う形で最大限に生かしていきたいと思います」

　サイト開設後、大きな反響があったとも。

「練習試合の際に相手の監督さんからお声かけ頂いたり、学校生活でも先生方から『あつマネ！』について詳しく尋ねられることが増えました。その度『面白い取り組みで、今後が楽しみですね』という言葉をかけていただきました。また、外部の方が『あつマネ！』に興味を持って下さり、マネージャーの活動にも注目して頂けるようにもなりました」

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　さらにこうも話していた。

「中学生にも『あつマネ！』を知っていただき、実際にグラウンドまで話を聞きに来てくれたことです。『あつマネを今後の高校生活にも生かしていきたい』と言ってもらえました。

　誰もやった事のないものだからこそ、不安なまま進めていく事がありました。しかし、こうした声や、経験が、次への原動力となっているので、高校野球が更に発展できるように、引き続き頑張りたいです」

選手とともに「主役」なのだろう

　筆者はNPB球団のアナリストやトレーナー、マネージャー、広報担当者などと話をする機会があるが、彼らは自分たちの仕事に誇りを持ち、高いスキルで選手をサポートしている。彼らは「裏方」だとは思っていない。自分たちの仕事を高いレベルで完遂することにプライドを持っている。彼らもプロフェッショナルなのだ。

©Kou Hiroo

　高校野球でも同様だ。マネージャーは、目標に向かって創意工夫し、力を合わせ努力するという点においては選手同様、「主役」なのだと思う。『あつマネ！』が発展して、マネージャーの意識、スキルもアップすればいいと思う。