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女子プロレス界に異変…Sareeeと彩羽匠「最強タッグ」はなぜスターダム上谷沙弥を“標的”に?「上谷、ヤバいヤツだね」「張り手でぶっ潰せよ(笑)」
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原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2025/05/30 17:17
AAAWタッグ王者のSareeeと彩羽匠は7月14日の『Sareee-ISM』でスターダムの上谷沙弥、刀羅ナツコと対戦する
「クラッシュギャルズvs.極悪同盟のイメージも」
タッグの動きと並行するように、それぞれが好むシングルのベルト戦も急展開を見せている。
5月24日、彩羽はマリーゴールドのリングで山岡聖怜に勝った後、林下詩美からワールド王座の挑戦者に指名されたが、「ちょっと待って」と言って、まずはノアのGHC女子王座に狙いを定めた。そして、6月2日、天麗皇希に挑戦する。
スターダムからまだ正式な発表はないが、Sareeeは6月21日の国立代々木競技場でのIWGP女子王座戦(現王者は朱里だが、英国での初防衛戦が予定されている)が濃厚だ。
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タッグもシングルも、団体をクロスする形で多様な展開を見せる現状は面白い。
マリーゴールドのスーパーフライ級王者になったばかりの岩谷麻優までが、5月26日にはノアのリングに上がっている。
「巻いたからには面白いことをしていきたい。誰と戦うのがホットかなと思ったときに、ホットな上谷沙弥と刀羅ナツコがいいと思った。Sareee-ISMでやるから意味がある。相手も、逃げも隠れもしないでオファーをすぐ受けてくれました」(Sareee)
「自分たちもホットで、ホットな2人と試合できる。どっちが強いか、どっちが勝つかという勝負だと思う」(彩羽)
「上谷は赤いベルトも巻いているし、いろんな話題になっている。テレビにもめちゃくちゃ出ている。プロレスラー上谷沙弥とは、戦ったことも、触れたこともない。でも、ホットだということはわかっている」(Sareee)
「刀羅ナツコ選手は眉毛ないですよね。そしてダンプ松本さんに後押しされている」(彩羽)
「彩羽選手は長与さんの弟子。クラッシュギャルズvs.極悪同盟のイメージも」(Sareee)
「でも、どちらも長与千種さんでもないし、ダンプ松本さんでもない。自分の今持っているものを出して、どう見られるか、ですね」(彩羽)
「このメンバーで試合をして、何が生まれるのか。どういう方向に行くのか。私はそれが楽しみです。私たちがタッグ組んだからには、1人じゃできなかったこと、彩羽匠とだったらできることがあると思います」(Sareee)



