英国人記者が断言「ミトマの肉体は3年前と全然違う」三笘薫27歳“上半身の筋肉”はここまで変わった…しかし、本人は否定「多分言わないです（笑）」 

「ブライトンの1年目も、良い時は、コンディション維持や体作りがよくできていたと思います。自分としては、そこまで変わっている印象はないです。見た目というよりも、体の使い方だったり、ピッチでどういう風に動いてるかということの方が大事だと思う。そこは意識してやってます」

　三笘としては、筋肉量云々よりも、「体全体の使い方」や「ピッチ上での動き方」に重きを置いているという。しなやかなボディーバランスとスピードに乗ったラン、監督の指示にそった効果的な動き方。サムライ戦士は、動き方やプレーなどトータルで考えて、さらなる進化を目指しているようだ。

2022年、ベルギー・サンジロワーズ時代の三笘薫（当時24歳）　©AFLO

　たしかに振り返れば、今季の三笘は、速さと強さ、上手さをうまく一体化させたプレーが増えている。プレミアリーグ公式と英BBC放送の月間最優秀ゴールに選ばれた、チェルシー戦の絶妙トラップからのゴール。あの得点も、スピードに乗ったままボールを足元にピタリと止め、バランスを失うことなく右足を振り抜いた。

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　また、相手DFに肩と背中を掴まれながらも、倒れることなくスピードを加速してネットを揺らしたサウサンプトン戦のゴール。自陣深くまで守備に戻り、相手に肩を入れた後にスライディングタックルでボールを奪い切ったフラム戦の守備での体の強さ。いずれも、三笘のフィジカルの強さが光った。

「ミトマは着実に進化していると思う」。ノースクロフト記者もそう言って、目を細めていた。

＜《鎌田大地》編に続く＞