「こんなメイクしてJKもないでしょ」高校卒業後は“プロレス一本”に…吏南18歳が語る覚悟「10代のうちにスターダムでトップを取る」《特別グラビア》 

「高校生という肩書がなくなって…怖さはある」

　退路を断ってプロレス一本で生きていく。それは吏南にとって大きな意味を持っている。

「遠征に全部参加できるようになったうれしさをかみしめています。バス移動さえ楽しい。ホテルで朝起きて、今日試合という感覚。これまでは行けないことが多かったので、試合数も後からデビューした人の方が多くなっていた。うれしいし、ありがたいことです。他団体も参加してみたいですね」

玖麗さやかにダブルニーを落とす吏南　©Essei Hara

　吏南には独特の美学がある。

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「忙しいね、大変だね、じゃなくて、楽しんでると感じてもらいたい。練習行ってきました。そんなの当たり前。みっともないって思っちゃう。私、変なところでとがってるんで。安納サオリなんか、他団体、OZも出ても、忙しさを感じさせないくらい楽しんでるじゃないですか。別に好きじゃないですけれど、尊敬はしています」

　とがった18歳の考え方は面白い。

「自分で自分を下げる発言をする人が嫌い。玖麗には言いましたね。『自分で逃げ場作るんじゃねえよ』って。ただファンの人に『そんなことないよ』って言われたいだけじゃんと思ってしまう。弱さを見せるのは自分には向いてないので、強く凛々しくいたいっすね。それを見て元気をもらってほしい。期待してて、損はさせないから。ずっとプロレスやってきたせいかなあ。ものごと、まっすぐ見られないようになりました。私、素直じゃないんです。反抗期もひどかったので。でもそのおかげで、自分で自分の立ち位置を考えられるようになった。今は怖いものないです。だから、上にも噛みついていく。胡坐かいてるヤツらを片っ端からやっつけてやりますよ。まずは5★STARですね。横浜アリーナも、与えられたカードで他の試合を食う試合をしたい」

©Essei Hara

　ちょっと間をおいて、吏南はこんなことを言った。

「怖いものないって言いましたけど、高校生という肩書がなくなって、それが怖いかな。うん、ちょっと怖さを感じます。でもキャッチコピーにJKは入れていなかったし、こんなメイクしてJKもないでしょうから。そういえばXって怖いですね。『オマエ3月31日まで高校生なんだから、凶器なんて使うんじゃないぞ、卒業取り消しになるぞ』とか言ってくる人がいて（笑）。大きなお世話だよ！」