テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

「茶と白の毛色の犬が…」デコピン初登場時、大谷翔平の番記者は脳内大混乱「誰が愛犬の世話するの?」「私生活の変化を想像できてなかった」 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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photograph byMLB Photos/Getty Images

posted2025/03/22 11:00

「茶と白の毛色の犬が…」デコピン初登場時、大谷翔平の番記者は脳内大混乱「誰が愛犬の世話するの?」「私生活の変化を想像できてなかった」<Number Web> photograph by MLB Photos/Getty Images

2023年のア・リーグMVP発表時の大谷翔平とデコピン。初登場時、視聴者だけでなく番記者の脳内も大混乱だったようだ

 大谷のアメリカの代理人であるネズ・バレロ氏の愛犬か、それとも代理人事務所CAAのスタッフの愛犬か。中継直後に予定されていた電話会見が回線トラブルで急遽中止になった後に、私も取材に奔走したが、最初は憶測の証言が多く、なかなか事実にたどり着けなかった。

 そんな状況下、スポニチMLB取材班に対して、大谷に近い関係者が「最近、大谷選手自身が飼い出した」と証言。その後も取材を続け、その関係者の承認を得て翌17日付の新聞の1面で、「あの犬は大谷の愛犬」であることをMVP受賞と併せて単独報道した。

 愛犬か否かで大きな記事になるのは後にも先にも大谷くらいではないだろうか……。

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 だが、まだ愛犬の名前はわからず、シーズン中に長期間の遠征がある大谷の不在時には「誰が愛犬の世話をするのか?」も大きな疑問として残った。この時、私はまだ大谷の私生活の変化を想像できていなかった。

ドジャース入団会見で渡米してみると…

 2023年12月14日。私はドジャースタジアムで開催されたドジャース入団会見のために渡米した。その年の8月9日以来、実に127日ぶりの取材対応だった。〈つづく〉

#6に続く
「デコピンっていうんですけど」大谷翔平が米メディアの質問に笑顔だったが…その後、番記者はなぜ「質問の仕方を間違えた!」と悔やんだか

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