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ラグビー界「桐蔭学園がスゴすぎる」問題 OBは対抗戦のトライ数で上位独占、高校全国大会は連覇…“令和の常勝軍団”を作った「意外な手法」とは? 

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2025/02/26 11:04

ラグビー界「桐蔭学園がスゴすぎる」問題 OBは対抗戦のトライ数で上位独占、高校全国大会は連覇…“令和の常勝軍団”を作った「意外な手法」とは?<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

大学選手権で優勝した帝京大主将の青木恵斗(左)と準優勝だった早大主将の佐藤健次はともに桐蔭学園出身の元同級生だった

 12月1日の早明戦では上記の顔ぶれに加え明大に桐蔭学園出の1年生SO萩井耀司と4年生PR倉島昂大が、早大のNo.8に桐蔭学園の昨季主将、城央祐が先発。

 勝った早大のあげた4トライはHO佐藤健次主将が2、田中健想と矢崎由高が1ずつ、すべて桐蔭学園のOBが決め、敗れた明大も副将のCTB秋濱悠太が4トライのうち1本をスコア。両軍があげた8トライのうち5トライは桐蔭学園の卒業生が決めていたのだ。

もちろん高校全国大会も…桐蔭学園が連覇

 そして肝心の現役高校生、全国高校大会で優勝を飾ったのも桐蔭学園だった。

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 昨春の選抜大会とサニックス・ワールドユースを制して優勝候補筆頭とみられた大阪桐蔭を準々決勝で、1年前の関東新人大会で敗れた国学院栃木を準決勝で破り、決勝では東海大大阪仰星に40-17で完勝。昨季に続き2年連続5度目の優勝。

 桐蔭学園は2019-2020年度にも2連覇しており(2020年度の主将が今季の早大を率いた佐藤健次だった)、それを含めると6シーズンで4度の優勝だ。

 この圧倒的な強さ。果たしてどこから来ているのだろうか?

<次回へつづく>

#2に続く
「ミーティングは4時間」「納得してもあえて反論する選手も」なぜ桐蔭学園はいまラグビー界で圧倒的なのか…“令和の常勝軍団”の強さの秘密とは?

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