「複雑だけど消滅よりはマシかもね」“新生”RB大宮アルディージャ開幕戦で耳にしたサポーターの本音「昨季J3だった大宮に…クロップがいるなんて」 

　チームがプロ化し、NTT関東サッカー部から大宮アルディージャに改名された1998年から熱心に声援を送り、ゴール裏で太鼓も叩いていたというその人は、こちらからの質問に「複雑な気持ちだよ」と答え、次のように続けた。

「バッジ（エンブレム）まで変わっちゃってさ。正直、素直に喜べないかな。まあでも消滅するよりはマシかもね。だから今日は様子を見にきたんだ」

　ただし、ほかにも何人か同じ質問をしたところ、ほとんどの人はレッドブルを歓迎していた。ある男性ファンはこう話した。

ADVERTISEMENT

「昨季はJ3に落ちて、周りのサポーターも暗くなっていたから、こういう話があって、話題にもなりますし、注目も浴びるので、個人的にはいいと思っています。同じ街に浦和レッズがいるので、彼らに負けないような存在になってくれるといいですね」

歓喜するRB大宮アルディージャの選手たち　©︎Koji Watanabe/Getty Images

　モダンフットボールクラブは様々な形で、多くの人々の色んな思いを受けながら進んでいく。日本初の外資系クラブ、RB大宮アルディージャの動向に注視していきたい。