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久保建英が「ベンチで同僚を爆笑させてる」“最高の1枚”を撮影後…過密日程に「ちょっとツラいかな」本人が語った“意外な理由”を思い出す
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/02/06 17:00

過密日程のシーズンを送り続ける久保建英。週2試合の方が好みのようだが、ラ・レアルのチーム状況的に悩ましい面もある
今季から大幅にレギュレーションを変更したELでは、1位から8位が16チームによる決勝トーナメントへのストレートイン、9位から25位が残る8枠を懸けてホーム&アウェイのプレーオフを戦うことになる。最終順位を13位としたソシエダは、20位で終えたデンマークのFCミッティランと戦うことが決まった。
ホイッスルが鳴ると久保は、マジョルカ初年度加入時の同僚ババと挨拶をかわしている。そしてゴール裏ファンと共に、試合の勝利とプレーオフ進出を祝った。ただストレートインできなかった若干の悔しさ、物足りなさもその表情からは感じ取ることができた。
「どこかで休まないといけないのがちょっとツラいかな」
プレーオフを戦わざるを得なくなったソシエダは、今後さらに週2試合の日程が続いていくことになる。その初戦となるオサスナ戦は前述した通り敗戦し、リーガでは3連敗を喫して11位まで順位を下げた。久保の起用がチームの勝敗に大きく影響を与えているが、指揮官は久保のプレー時間をコントロールしながらの采配が必要になりそうだ。
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ただ久保は以前、「週に1試合しか戦えないより、2試合戦える方がよい」と発言している。またそれに加えて……。
「どこかで試合を休まないといけなくなるのが僕としてはちょっとツラいかな。毎試合出られるなら出たいですけど。休めるところがないので、どこかで試合を休むという。僕としては今調子がいいので毎週出たいという気持ちはありますけど。でも限界もあるので、そういったところを含めてちょっと戸惑いっていうのはあります」
このように自身の状況を分析しているが――国王杯を含めた過密日程の中で、チームの苦境を救うことはできるか。
