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佐藤駿「栄光と挫折を味わい、掴み始めた“無欲のメンタル”」

posted2025/01/27 09:00

 
佐藤駿「栄光と挫折を味わい、掴み始めた“無欲のメンタル”」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

PROFILE

photograph by

Asami Enomoto

 日本の現役選手の中で唯一の4回転ルッツジャンパー、佐藤駿。今季のフリーには4回転フリップも入れ、日本男子最高の難度に挑戦している。そんな彼に「日本一のジャンパーという自負は?」と訊ねると、恥ずかしそうに呟く。

「全然そんな風に思ったことはないです。4回転ルッツは、海外のトップはみんな跳びますし、(鍵山)優真も試合で入れていないだけ。もし自分を凄いと思えるとしたら、5回転を跳んだとき、ですね」

 5回転ジャンプを降りるまでは自分を褒めない――。トップの技術を持ちながら、クールで謙虚。そんな佐藤にとって昨年12月は、栄光と挫折の中、自分の心と向き合う1カ月だった。GPファイナル(12月5~8日、フランス)では初の表彰台に上り『世界トップ3』に。だが全日本選手権(同19~22日、大阪)では、ミスを重ね7位となった。

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