SCORE CARDBACK NUMBER

天才肌・佐藤駿が取り組んだ4回転ルッツ安定へのアプローチ。

posted2020/11/23 07:00

 
天才肌・佐藤駿が取り組んだ4回転ルッツ安定へのアプローチ。<Number Web> photograph by Sunao Noto

東日本選手権(11月6~8日)はショートで81.84点と首位に立つと、続くフリーで147.34、合計229.18で優勝

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

PROFILE

photograph by

Sunao Noto

「今まで6分間練習で4回転ルッツをやったことが無かった」

 東日本選手権で、佐藤駿が語った一言に、耳を疑った。4回転ルッツといえば、昨季のジュニアGPファイナルで佐藤を王者へと押し上げた、切り札ともなる大技。基礎点は11.50点と成功者のいるジャンプのなかで最も高得点で、日本人の成功者は羽生結弦と佐藤のみ。勝負の1本にもかかわらず、最も重要なタイミングで練習せずに、本番で“イチかバチかの一発勝負”をしていたことになる。一体どういうことなのか。

 佐藤は優勝候補の一角だった今年3月の世界ジュニア選手権で、ルッツを含む3本の4回転でミスをして6位。その原因を「6分間練習がうまく使えなかった」と話した。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 615文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#佐藤駿
#日下匡力

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ