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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「信憑性が高いのはフラムだが」遠藤航“移籍のウワサ”に英国人記者ズバリ「リバプールならMFよりDF…現状10点満点で5点。だが試合に出れば」
text by
ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph byNurPhoto/Getty Images
posted2025/01/11 17:01
今季プレミアリーグとCLでは出番が限られる遠藤航。取材する英国人記者の“移籍のウワサ”とリバプールでの展望は?
「ワタ・エンドウは若手ではなく、経験のある選手だが、今日のような試合で普段と異なるポジションを任され、あれほどのパフォーマンスを見せるのは並大抵のことではない。彼に賛辞を送りたい」
あるいは今のチームでは、中盤よりも最終ライン中央の方が、遠藤にはチャンスがあるかもしれない。アレクシス・マクアリスター、ライアン・フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズ、ドミニク・ソボスライが監督の信頼を掴み、さらにクラブは人気銘柄マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)の獲得にも動いているようだ。
じつはファンダイクのパートナーは“未確定”
一方、最終ラインの中央では、ビルヒル・ファンダイクのパートナーが完全には定まっていない。一番手のイブライマ・コナテが負傷離脱した際に、ジョー・ゴメスが穴を埋めたものの、ここにきてゴメスも故障。昨季にブレイクしたクアンサーは新監督の信を得ておらず、今季リーグ開幕戦では先発しながら、ハーフタイムに交代を告げられている。その後、リーグ戦ではライトバックで試され、リーグカップでは遠藤と最終ラインの中央でコンビを組んでいるが、おそらくスロットの評価は遠藤の方が上と思える。
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また今季の遠藤は出場機会こそ限定的ながら、ピッチに出れば、託された仕事を確実に全うしている。プレミアリーグでも10月のクリスタルパレス戦や11月のサウサンプトン戦で最終盤に投入されると、1点を懸命に追う相手を巧みにいなしたり、際どい場面では体を投げ出したりして、リードしたまま試合を終わらせている。
遠藤の今季前半戦の評価をつけるなら、10点満点中、5点となるか。ただしこれは出場機会が少ないことを考慮した全体的な評価であり、試合に出ている時だけなら、もっともっと高い数字になる。〈第1回「リバプール指揮官、遠藤への感謝」編からつづく〉