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「結婚を前提、この人しか」「展開早すぎ!」サッカー日本代表の妻へ…町田浩樹が“パリの指輪”に込めた想い「彼女、ショパン好きなので」
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byPanoramic/AFLO
posted2024/11/24 11:03
サッカー日本代表の主力DFとなったサンジロワーズ町田浩樹。彼からプロポーズを受けた妻が語る“その瞬間”とは
正式名称は「練習曲作品10-3」であり、戦前に日本で公開された「別れの曲」というタイトルのドイツ映画で使用されたために、「別れの曲」という愛称が広まったに過ぎない。「この曲ほど美しい旋律は一生見つけることができないかもしれない」とショパンが語ったというほどの美しさがこの曲の魅力だ。
2人は、町田がアスリートにとって最も苦しいケガに悩まされた時期に出会い、ピアノをきっかけに仲を深めた。
推し活として、マチくんを見るのが…
2人の間を隔てる果てしない距離を乗り越えて、彼らは結ばれた。数々の美しい旋律で人々の心を動かしてきた作曲家を愛する彼女がいて、そんな彼女の想いを大切にする町田がいた。優れた脚本家でもかけないような伏線はここで回収され、結実することになったのだ。
一生を添い遂げると決めた2人は、どんな夫婦になりたいと考えているのか。2人に尋ねると、理想の関係性を探りながら、すでに今も楽しんでいるという。
「『推し活』として、マチくんを見るのがすごく楽しいんです!」
妻の口からは思いもよらぬ言葉が出てきた。一体、どういうことなのか――。
〈つづく〉