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「久保建英に若い記者たちがサインをねだり…明らかにカオス」インドネシアで日本代表は“アイドル目線”?“中継には映らなかった”舞台ウラ

posted2024/11/18 17:00

 
「久保建英に若い記者たちがサインをねだり…明らかにカオス」インドネシアで日本代表は“アイドル目線”?“中継には映らなかった”舞台ウラ<Number Web> photograph by JFA/AFLO

インドネシア戦の前日練習に姿を見せた久保建英、伊東純也ら

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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 北中米W杯アジア最終予選グループC第5節、インドネシアは日本をホームのゲロラ・ブンカルノ競技場に迎え、大雨と湿気、そして熱気が渦巻く中で90分間を戦ったが0-4で敗戦した。

 終了の笛が鳴ってインドネシア代表の選手たちが力なく整列位置につくと、6万人を呑み込んだスタンドから起きたのは拍手。大量失点での黒星であることや、グループCで最下位に転落したことを思えば、意外なリアクションだった。

インドネシア人記者の本音「勝てるとは思ってなかった」

 キックオフ前のスタジアムにみなぎっていた勝利への期待感や、1968年のムルデカ大会でインドネシアが日本Bに「7-0」で勝利した歴史を高らかに掲げ、「これを忘れるな!!!」「我々はこの再現を信じている」と書かれたビジュアルパフォーマンスから想像すれば、ブーイングが起きても不思議のない状況だと思われたが、怒号は聞こえなかった。インドネシアのファン・サポーターは選手たちに温かい拍手を送り、さらにはスマホの照明を向けてねぎらった。

 隣の席にいたインドネシア人記者に、「観客は少なくとも勝ち点1を期待していたと思うのですが、ブーイングが起きないのはなぜですか?」と訊ねてみた。彼はこう言った。

「インドネシアでは結果にかかわらずまずは拍手をするのが伝統です。あと、僕の考えなんですが、日本は明らかに別格ですよ。僕は試合前から日本に勝てるとは思っていませんでした。グループCは日本以外の国で争っているようなものです。だからブーイングが起きないのでしょう」

 嘆きや諦観が自然と思えるほど、確かに日本は強かった。

【次ページ】 久保建英に現地記者がサインを求め…明らかにカオス

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