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「肉体美とゴミ拾い」久保建英の進化はスーパーゴール、ドリブルだけでなく…「(大災害に)心苦しいです」カメラマンが見た日本代表FWの人間味
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2024/11/07 17:00
今季3ゴール目を決めた久保建英。勝利を呼び込むスーパーゴール以外にも彼の人間味が見える一戦となった
そこでは試合のプレーだけでなく、死者が200名を超える大災害となったバレンシア州を中心に襲った豪雨と、それによる洪水被害についてもコメントを残していた。
「個人的には(マジョルカ時代の監督)ビセンテ・モレノのことをとても心配しています。僕がこの舞台にいるための全てを与えてくれました」と、故郷が被災した恩師を慮った。
また「バレンシアで苦しんでいる方々のことを思うと心苦しいです。(試合前に両チームにより)黙祷を捧げましたが、やはりこのような試合は難しいです。両チームともに難しい中でのゲームでしたが、できる限りの最善を尽くしました」とも答えていた。
日本代表招集、ELとバルサ戦でも結果を残せるか
暫定ながら10位まで順位を押し戻したソシエダは、週中にELプルゼニ戦を迎える。そして週末には、好調を維持して首位のバルサとの対戦が待っている。そして久保は7日に発表された日本代表11月シリーズ、アウェイでのインドネシア戦と中国戦のメンバーに選出された。
指揮官イマノルは特に前線の選手について、ローテーション起用を取る。前述したような変化を見せつつ、好調をキープする久保をどのように起用するかにチームの勝敗は大きく左右されそうだ。