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「大谷翔平が目の前に!」ワールドシリーズ現地観戦で感動…“日本人が知らない”ドジャースファンの優しさと野球愛「マツザカも凄かったね」
posted2024/11/05 17:44
text by
AkiAki
photograph by
Mary DeCicco/Getty Images
「NYから来たよ」「チケット代高いね」
日本を金曜の午後に出発し、時差の関係で現地金曜日の昼にドジャースタジアムに到着した。試合開始4時間前だが、辺りにはドジャース、ヤンキースのユニフォームを着用したファンで溢れていた。
「GO DODGERS!」「GO YANKEES!」
すでにファン同士の応援合戦は始まっていた。ロサンゼルスは晴天の青空、気温も夏の灼熱というほどではないが、まだ夏のような汗ばむ陽気の中、すでにファンも熱くこの瞬間を楽しんでいた。
開場を待っている間、ヤンキースユニ姿のファンに話し掛けてみると、こんなふうに笑っていた。
「ニューヨークから来たよ」
「チケットはとてもとても高かった」
入場ゲートは開門を待つ長蛇の列。ゲートオープンする際はいつも気分が高まるが、今回の高揚感は半端ない。電子チケットをスキャンし、手荷物検査、いよいよ入場だ。入場すると球場でブンブン振り回すタオルも配布された。すぐにみんな球場へ向かうのかと思いきやショップの方に向かうファンが多かった。ワールドシリーズの限定グッズ狙いだろう。筆者もお目当てはあったのだが、まずは練習見学をしたかったので、レフト側の外野側へ向かった。
試合前練習、目の前に大谷翔平が…
ドジャースが試合前の練習をしているタイミングで、ちょうど大谷翔平もキャッチボールをしていた。
キャッチボールの後は投球練習。リハビリの経過も順調なようだ。至近距離だったので「ワールドシリーズ全力で楽しんでください!」と、目の前でひと声掛けることができた。投球練習後に使用したボールを掲げてスタンドのファンを盛り上げる仕草は野球少年そのもので、この瞬間を存分に楽しんでいる様子が伝わってきた。