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「大谷翔平が目の前に!」ワールドシリーズ現地観戦で感動…“日本人が知らない”ドジャースファンの優しさと野球愛「マツザカも凄かったね」
text by
AkiAki
photograph byMary DeCicco/Getty Images
posted2024/11/05 17:44
ワールドシリーズ第1戦前の大谷翔平。現地観戦で見た“日本人が知らない”ドジャースタジアムとファンの気質とは
「来年の開幕戦、トーキョーに行くよ」
「チケットの取り方教えて」
「WBC2006の決勝のマツザカ(松坂大輔)は凄かったね、現地で見てたよ」
このような感じで、とてもフレンドリーなのだ。「See you again in Tokyo」と返したように、来年東京ドームで再会できることを楽しみにしている。
外野には大谷の30号ホームラン着弾地点や、1955年のワールドシリーズ制覇記念の看板直撃の46号ホームラン付近にも立ち寄った。大谷のホームランボールを期待して待っていたが、それはまた次回の楽しみにしたい。
WSの熱気を瓶に詰めて…隣の観客は「???」
試合は周知の通り、フレディ・フリーマンの劇的な逆転サヨナラ満塁ホームランで決した。その瞬間、地鳴りのように響いた球場の歓声は忘れられないし、ドジャースファンとのハイタッチにハグと、初めてにして最高のワールドシリーズ観戦となった。
もちろんこのワールドシリーズの熱気も、これまでの名勝負と同じように瓶に詰めて持ち帰った。
隣のファンは不思議そうな表情を浮かべ、帰国後の家族の反応は相変わらずだが――唯一無二の空気だ。今年は韓国シリーズ開幕戦、ドジャースタジアムホーム開幕戦、そしてこのワールドシリーズ初戦の熱気がコレクションとして追加された。次は来年3月の大谷翔平・山本由伸、今永昇太・鈴木誠也の、日本凱旋の熱気を収集することになりそうだ。チケット争奪戦は大変なことになりそうだが、何とか入手したい。
入手したいと言えば、今回のワールドシリーズ関連のグッズを手に入れたいというファンも多いのではないか。優勝記念グッズで何が売り出されているか、そして試合で実使用されたメモラビリアについて調べると、やはり“大谷人気”を実感するものとなった。
〈つづく〉