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大谷翔平は“制限つき”でヤンキース戦出場へ?「…だからドジャースはGOを出せた」左肩脱臼シーンを見た元MLBセラピストが“緊迫のベンチ裏”を考察
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byGetty Images
posted2024/10/29 06:00
駆け寄るトレーナーに脱臼したことを自ら伝えた大谷翔平。ニューヨークに移動して迎えるWS第3戦への出場はなるか
来年以降、投手としての復帰を考えた上で、投球する側の肩ではなかったことは本当に大きかったと思います。もしも投げる方の肩だったとしたら、パフォーマンスを取り戻すのは容易ではなかったかもしれません。
今後、大谷選手はワールドシリーズが終わったところで改めてMRIを撮り、徹底した精密検査を行う流れになるのでしょう。その上でオフシーズンの間、しっかりとリハビリを行なっていくのだと考えます。その以前に、今回のシリーズの中でどんなプレーを見せてくれるのか、私も注目しておきたいと思っています。
小林睦宜(こばやし・むつよし)
トレーナーとして愛工大名電高校野球部で4度の甲子園出場、3人のNPB選手輩出に貢献。その後、四国アイランドリーグ高知ファイティングドッグスを経て、福岡ソフトバンクホークスの一軍アスレティックトレーナーを務める。昨年までMLBニューヨーク・メッツのセラピストとして従事。メジャーリーガーからも高い評価を受けていた。現在は、横浜にて治療サロン「MCR整体」を運営、アスリートから一般の方まで幅広い方の治療を行なっている。鍼灸師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー