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「ザイオン、久々に大仕事だね」ブラジル人記者が選ぶサウジ戦MVPは鎌田大地でも鈴木彩艶でもなく…「相手、倒れすぎ。韓国レフリーは公平だ」 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byTaisei Iwamoto

posted2024/10/13 17:09

「ザイオン、久々に大仕事だね」ブラジル人記者が選ぶサウジ戦MVPは鎌田大地でも鈴木彩艶でもなく…「相手、倒れすぎ。韓国レフリーは公平だ」<Number Web> photograph by Taisei Iwamoto

鬼門と言われた敵地サウジアラビア戦も2-0で勝利。ブラジル人記者も現在の日本代表は史上最強と認めている

「そうとしか思えないね。近年、日本は年を追うごとに強くなっている。今予選で韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアといったアジアの伝統的な強豪国が格下相手に勝ち点を落としたり苦戦しているのを見ると、当面、アジアでは日本だけが順調に成長している感がある」

――15日には、埼玉スタジアムにオーストラリアを迎えます。彼らは、10日の試合(ホーム)で中国を3-1で下しました。

「オーストラリアは、ホームでバーレーンに敗れ、インドネシアと引き分け。中国には逆転勝ちを収めたものの、チーム状態は良くない。現在の状況からすると、日本はオーストラリアに勝って当然。勝たなければならない」

オオハシ、チマ、アオも見たいけど…大変だ(笑)

――先発メンバーをどう予想しますか?

「南野の代わりに久保を、堂安の代わりに伊東を起用したらどうかな。できれば、初招集されたCF大橋祐紀、2年ぶりに招集されたボランチの藤田譲瑠チマ、そしてボランチの田中碧らも見たい。でも、CFは上田と小川がいるし、ボランチも遠藤と守田がいる。チームが勝ち続けていて、出来が悪い選手がいないとなると、控え選手が出場機会を得るのは大変だ(笑)」

 チアゴ記者は、サウジアラビア戦の結果、プレー内容を賞賛しながらも、課題を指摘することも忘れなかった。

 また、「今の日本がオーストラリアを倒して当然」という言葉は、好調な日本を甘やかしているのではなく、「次の試合もしっかり勝て」と叱咤激励しているように聞こえた。<日本代表特集:つづく>

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