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「ロバーツ監督は采配が上手くない」説も…NHK解説者がドジャース苦戦を予想、“ほぼ無理ゲー”大谷翔平対策は?「千賀なら大谷を抑えられるかも…」

posted2024/10/03 18:16

 
「ロバーツ監督は采配が上手くない」説も…NHK解説者がドジャース苦戦を予想、“ほぼ無理ゲー”大谷翔平対策は?「千賀なら大谷を抑えられるかも…」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ドジャースのロバーツ監督と大谷翔平。現地時間10月5日からポストシーズンに臨む

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沼澤典史

沼澤典史Norifumi Numazawa

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JIJI PRESS

NHK解説者の武田一浩氏(元日ハム、ダイエー、中日、巨人)による大谷翔平の9月総評。大谷の今シーズンの成績を見て、武田氏は「神に選ばれている」と語った。【全2回の前編/後編も公開中】

◆◆◆

 ドジャース移籍1年目の大谷翔平のシーズンが終わった。地区優勝を果たしたドジャースは現地時間10月5日からポストシーズンを迎えるが、通常のシーズンで大谷は伝説的な成績を残したと言えよう。

 今季の打率は.310で197安打、54本塁打、59盗塁、130打点。前人未到の54-59を達成し、打点と本塁打の二冠を獲得。盗塁はイチローを抜いて日本人シーズン最多数を記録。首位打者のルイス・アラエス(パドレス)に4厘差に迫るなど打率でもリーグ2位だった。この成績について武田氏はこう語る。

「すごすぎて褒めるしかありません。終盤のマーリンズ戦では6打数6安打3ホームラン、10打点など無双状態でしたからね。僕はプロの世界に30年以上いますが、そんな数字は初めて聞きましたよ。僕も中継で解説のしようがないですよ。『すごいですね』しか言うことがないのですから」

 武田氏はかねてより、「今シーズンの大谷は本塁打王と打点王はカタイ」と予言。それと同時に「あとは打率をいかに残せるか」という指摘もしていた。その予想通り、8月の中旬には3割を切った。終盤で肉薄し最終戦のロッキーズ戦では「5打数4安打で同率首位打者」などと周囲が騒ぎ立てたが、4打数1安打に終わり、4厘差で首位打者には届かなかった。

「(アラエスの数字)知らないことはないはず…」

 その試合後、大谷は「(アラエスと)どのくらいの差があるのかとかもちょっとよくわかっていなかったですし」と日本の熱狂などどこ吹く風だった。

【次ページ】 「(アラエスの数字)知らないことはないはず…」

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