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なでしこジャパンPRESSBACK NUMBER
「長谷川唯さんとの写真、すぐ保存」「北川ひかるさん全部カッコいい」憧れの“なでしこ先輩”20歳コンビが告白「ぶちさんの東京五輪は…」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJFA/PR
posted2024/07/25 11:03
パリ五輪に挑むなでしこジャパン。藤野あおば(15番)と浜野まいか(3列目左端)が知る「頼れる先輩たち」の素顔って?
藤野 (長谷川)唯さんとは2022年のなでしこジャパンのスペイン遠征が初めて。でもシーズンオフに唯さんがベレーザの練習に来てくれたことがあった。その時、ボール回しが同じグループだったんですけど、それが嬉しくて、その時の写真をずっとお気に入りに保存してます。
浜野 そういう時って、緊張しますよね。
藤野 めっちゃ緊張したよ。そのあともスペイン遠征で一緒にストレッチをしている写真があって、それも保存してます。今でもそうですけど、代表に入りたての頃は、自分が後ろ姿でも誰かと写ってたらすぐ保存していました(笑)。
浜野 そういう人たちと一緒にサッカーしてるって、今でも考えられないことやなと。
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熊谷や長谷川が繋いできたように、偉大な先輩たちから続く「なでしこジャパンのバトン」は今まさに彼女たちに託されようとしている。ロンドン大会で銀メダルを獲得したとき、2人はまだ8歳。当時の記憶はおぼろげだが、いまはそれがいかに重大な出来事かを理解できる。
東京五輪、ぶちさんのインタビューから危機感が
浜野 実は当時、まだサッカーを始めていなくて、あまり観ていませんでした。
藤野 私もうっすらとしか覚えてないですが、自分も15年ぐらいサッカーをやってきて、とてつもなくすごいことだと改めて感じています。2011年にワールドカップで優勝して、その翌年にメダルを取るって、日本代表としての誇りや責任に加えていろいろな期待や重圧があっただろうなと。そういうプレッシャーがある中で結果を出し続ける大変さは想像できない。でもその結果、日本がすごく盛り上がったし、自分があのときに感じた熱いものを、今度は自分たちが起こしたいなと思っています。
浜野 オリンピックで印象的だったのは、ぶちさん(岩渕真奈)の東京オリンピック、スウェーデン戦(1-3で敗戦)後のインタビュー。自分はあのとき、なでしこジャパンに手が届く場所にはいませんでしたけど、すごく危機感が伝わってきて、自分も日本の女子サッカーをもう一度盛り上げるために何かを変えてやっていかないと、と強く思いました。
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迎えるパリ五輪の大舞台。2人は今大会への決意と、女子サッカーの魅力発信への想いを語る。
観てもらえた1回で、いい影響を与えられるように
浜野 自分のサッカー人生の目標として金メダル獲得があるから、(パリ五輪は)それを叶える大会にしたい。