ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
怪我前から実はあった異変…飯伏幸太が告白する、丸藤正道戦での“靭帯断裂の真相”と今後「復帰したらオカダと“あの日”の続きを…」
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2024/06/29 17:03
2024年1月2日、試合を終えた飯伏幸太と丸藤正道
飯伏 なくはないと思います。可能性はゼロではないですね。
「まだまだプロレスに懸けていこうと思っています」
――では、そういったことも含めて、オカダ選手がAEWに来たことは刺激になっていますか?
飯伏 もう刺激だらけですね。オカダvs飯伏はぜひやりたいです。
――昨年末、柴田勝頼選手もAEW所属になり、あとはKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)選手も活躍されていて、魅力的なレスラーが集まってきている感じがありますよね。
飯伏 みんなどんどん向こうに行ってますよね。日本人だけじゃなく、ウィル・オスプレイもそうだし、ジェイ・ホワイトも行って。ケニー(・オメガ)は最初っから向こうに行ってるし。
――飯伏選手のライバルが続々と集結してますよね。この流れについてどう感じていますか?
飯伏 プロレスの市場規模をもっと大きくするチャンスだと思いますね。ここ20年くらい、日本のプロレス界は若い層やファミリー層向けにやってきたと思うんですけど、頭打ちになっている現実があると思うので、もっと幅を広げていきたい。そのためには、世界を見据えていく必要があると思うんですよね。
――いまは野球にしても何にしても、日本のトップアスリートが海外のメジャーな舞台に行くのが当たり前になっていて、それによって業界が盛り上がっていますよね。
飯伏 そうですね。それをプロレスでもやりたいですね。だからAEW日本公演があったり、なんだったらAEWジャパンみたいなものを作りたい気持ちもあります。そうやって世界とつながることで、ジャンルの幅を広げていきたい。プロレスには可能性がいっぱいあるので、ぼくも早くコンディションを万全にして、まだまだプロレスに懸けていこうと思っていますね。