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「日本のサソウが3.7億円ゲット」「渋野日向子と熱いハグ」22歳笹生優花がまたも快挙達成…3年ぶり世界一で五輪当確か「パリは日本代表で」
posted2024/06/04 11:02
text by
キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph by
USGA
笹生優花が流した2度目の涙が、またもや同じ大会になるとは誰が想像しただろうか――。
“世界一を決める大会”と言われる米女子ツアーの「全米女子オープン」。今季メジャー第2戦となった大会で、22歳の笹生は最終日に2位に3打差をつけ、通算4アンダーで優勝した。
通算1アンダー2位には、これまで不調が続いていた渋野日向子が入り、日本勢の“ワンツーフィニッシュ”。さらに6位タイに古江彩佳、9位タイに小祝さくらと竹田麗央が入り、トップ10に5人の日本選手が名を連ね、SNSでは早朝からゴルフファンを中心に沸き立った。改めて、日本女子ゴルフの層の厚さを感じさせてくれる大会となった。
同じく出場者が多かった韓国でも注目は高く、『“今回は日本の国籍で”ユウカ・サソウが3年ぶりにUS女子オープン頂上を奪還』と見出しを打った「STNスポーツ」では、レジェンド選手を引き合いに出してチャンピオンと躍進した日本勢を称えた。
『全米女子オープンで2勝したサソウは、2008年と2013年の同大会で優勝したパク・インビ以降、初めて複数優勝を達成。ほかにも日本人選手が5人もトップ10入りしたことも目を引いた』(STNスポーツ)
「今回も全米女子オープンで勝てるなんて」
それにしても笹生の勝負強さには驚かされる。
韓国メディアが報じたように、笹生は2021年6月の全米女子オープンで史上最年少優勝を当時19歳11カ月で達成。米ツアー初優勝をメジャー最高峰の大会で飾るというスケールの大きさを感じさせた。
以降は優勝から遠ざかったが、ツアー2勝目が再び全米女子オープンという偉業だったのだから、自身も驚きを隠せないでいた。
「2021年に優勝してから勝利がなかったので大きな意味があります。前回もですが、今回も全米女子オープンで勝てるなんて思っていなかったので、(優勝が決まった時は)感動し、私を支えてくれる方たちのことを思いました」