欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
1カ月半ぶり、ブライトン三笘薫が現地記者に姿を見せた「冨安健洋、日本代表コーチと20分超話す場面も…」クラブ広報が明かす「4月中の復帰はない」
posted2024/04/14 17:00
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
AFLO
ブライトンの日本代表MF三笘薫(26歳)が、久しぶりに報道陣の前に姿を見せた。
4月6日に行われたブライトン対アーセナルのプレミアリーグ第32節。日本代表でチームメートの冨安健洋がアーセナルの一員として途中出場したこの試合を、三笘はベンチ裏で観戦した。
三笘が腰の怪我を悪化させたのは、2月18日のシェフィールド・ユナイテッド戦でのことだった。9日後に行われた記者会見で、ロベルト・デゼルビ監督は「深刻な問題。復帰まで2~3カ月かかる。シーズン中の復帰は難しいだろう」と述べ、今季中の復帰が絶望となる可能性があると明かした。今回のアーセナル戦もメンバー外で、冨安との日本人対決は実現しなかった。
日本代表コーチと話し込む姿も…
三笘は怪我で離脱中だが、クラブ広報によると、ホームゲームをスタジアムで観戦することが多いという。今回のアーセナル戦も、ブライトンのロゴが入った黒のダウンジャケットとトレーニングウェアを着用し、キャップを被って仲間たちのプレーを見守った。
そのアーセナル戦後、日本代表MFは取材エリアに姿を見せた。ブライトンの本拠地アメックス・スタジアムの取材エリアはホームとアウェイの更衣室のちょうど真ん中に位置しており、三笘は記者たちの前で冨安を探しているようだった。
三笘が冨安と落ち合うと、視察に訪れていた日本代表コーチの齊藤俊秀氏も合流し、3人は20分ほど言葉を交わした。話し合いの途中、アーセナルのミケル・アルテタ監督が側を通り過ぎた際には、冨安が齊藤コーチを紹介する一幕もあった。スペイン人指揮官は「試合を楽しんでいただけたら嬉しい」と齊藤コーチに一言だけ述べ、そのまま会見場へ足早に立ち去った。
「少しだけ取材よろしいですか?」笑顔で「いや…」
しばらく経つと、冨安だけ取材エリアにやって来て、報道陣の取材に応じてくれた。